# 植物群落

隆起サンゴ礁の島には宝がいっぱい 喜界島 住民が身近な希少植物学ぶ
2024.08.05

隆起サンゴ礁の島には宝がいっぱい 喜界島 住民が身近な希少植物学ぶ

 「喜界島の隆起サンゴ礁上植物群落」の国指定天然記念物10周年を記念した講演会が7月27日、鹿児島県喜界町役場であった。指定に尽力した文化庁調査員の寺田仁志氏が「奇怪だね!国の宝となった海辺の植物たち」と題し講演。町教育委員会が日本ジオパーク認定を目指す町の住民向け認知向上の取り組みの一環とし

武甲山の未調査問題 39年前の報告書で環境整備の必要性を指摘
2024.07.12

武甲山の未調査問題 39年前の報告書で環境整備の必要性を指摘

 武甲山(標高1304メートル)にある国指定天然記念物の石灰岩地特殊植物群落の現地調査を埼玉県横瀬町が40年以上実施していない問題で、町が当時まとめた調査報告書は、群落の代表的植物のチチブイワザクラにとって指定地の環境条件は好ましいものではなく、環境整備の必要性を指摘していた。町は「指定地への

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か
2024.06.20

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か

 埼玉県秩父市と横瀬町にまたがる武甲山(標高1304メートル)にある国指定天然記念物の石灰岩地植物群落について、1982年以降、管理する横瀬町が植生などの現地調査を実施していないことが毎日新聞の取材で判明した。石灰岩の採掘地近くで人が立ち入らない場所のため、町は「調査に伴う環境負荷による『変化