# 川路利良

相次ぐ不祥事に川路利良は泣いている…148年前に編纂された「警察手眼」に見る警察官のあるべき姿
2024.07.22

相次ぐ不祥事に川路利良は泣いている…148年前に編纂された「警察手眼」に見る警察官のあるべき姿

 東京・府中市の警視庁警察学校にある「川路広場」には、今年で創立150年を迎えた警視庁の初代警視総監(当時は大警視)、川路利良(1834~1879)の銅像が建てられている。入校式などの行事はもちろん敬礼などの所作や部隊行動・行進、多くの警察官が「最もキツかった」と回想する「教練」の様子などを見

川路利良(6月29日)
2024.06.29

川路利良(6月29日)

 川路広場と呼ばれる場所が警視庁の警察学校にある。入校した警察官が敬礼の仕方や部隊行動などを日々学ぶ。日本警察の父、川路利良の像が使命に燃える若者を見守る▼川路は明治時代初期に警察制度の創設に尽くし、初代大警視(警視総監)に就いた。警察官の心得をまとめた「警察主眼」に信念がにじむ。〈人民の為[

「声なきに聞き、形なきに見る」精神今も…警視庁設立から150年、初代大警視・川路利良の教えは脈々と受け継がれる
2024.05.25

「声なきに聞き、形なきに見る」精神今も…警視庁設立から150年、初代大警視・川路利良の教えは脈々と受け継がれる

 日本の近代警察の始まりである警視庁は今年、創立150年を迎えた。設立に尽力し、初代大警視(現在の警視総監)に就いたのが薩摩藩出身の川路利良で、「声なきに聞き、形なきに見る」に代表される精神は今も引き継がれている。「教えを胸に首都東京の治安を守り続ける」。警察官らは思いを新たにする。<