# 家族政策

「育休、譲ります」─スウェーデン、親の「育児休暇」が「譲渡」可能に
2024.07.05

「育休、譲ります」─スウェーデン、親の「育児休暇」が「譲渡」可能に

2024年7月1日、スウェーデンの育児休暇に新制度が導入された。主要紙「アフトンブラーデット」によると、「幼い子供を持つ親は今後、育児休暇の日数の一部を、祖父母などに譲渡することができる」という。譲渡先は祖父母だけでなく、友人や他の親族など、親が選べる。新たな制度の

「育休はなくす、その代わり……」 子なし社員への「不公平対策」が生んだ、予想外の結果
2024.07.04

「育休はなくす、その代わり……」 子なし社員への「不公平対策」が生んだ、予想外の結果

 過去最低――。いったい何度この4文字を繰り返せば、この国は本気になるのでしょうか。はい、そうです。出生率、そして少子化対策についてです。 先日、1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率が1.20となり、統計を取り始めて以降最も低くなったと報じられました。数カ月前に、韓国の出

韓国のMZ世代の女性が結婚や出産を避ける理由【寄稿】
2024.06.22

韓国のMZ世代の女性が結婚や出産を避ける理由【寄稿】

 家族福祉論を講義した今学期、学生たちに結婚するかどうかを尋ねた。35人いる学生のうち、結婚したいといった学生は約70%で、残りの30%は結婚しないと答えた。子どもを産むかどうか尋ねると、50%が「産む」と答え、「産まない」が30%、「よく分からない」が20%だった。なぜ結婚や出産をしないつも

先進国で出生率大幅低下、経済的懸念が重し=OECD報告
2024.06.21

先進国で出生率大幅低下、経済的懸念が重し=OECD報告

[20日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)が20日発表した報告書によると、先進国の一部で出生率が大幅に低下し、経済的懸念から子どもを持つことの負担を慎重に考える傾向が強まる中、今後も出生率は低い水準にとどまる可能性が高いことが明らかになった。OECD加盟国の多

産めば産むほど減税され、子供4人で所得税ゼロに…10年で出生率1.23→1.5に激増した
2024.06.18

産めば産むほど減税され、子供4人で所得税ゼロに…10年で出生率1.23→1.5に激増した"フォアグラで有名な国"

出生率の低下に歯止めがかからない。岸田政権の「異次元の少子化対策」も効果が出るかはかなりあやしい。日本はどうすればいいのか。ジャーナリストの此花わかさんは「わずか約10年で出生率を1.23から1.5へ劇的に上昇させた中欧の国の施策では、出生率だけでなく貧困層が減り、税収もアップした」という――

育休の推進では生ぬるい…男性に育児の「極めて重い責任」を負わせるデンマークで実証済みの政策
2024.05.16

育休の推進では生ぬるい…男性に育児の「極めて重い責任」を負わせるデンマークで実証済みの政策