# 唐十郎

「劇団唐ゼミ☆第32回公演『少女仮面』」が7月25日から28日まで東京の恵比寿・エコー劇場にて上演される。「少女仮面」は、1969年に早稲田小劇場に書き下ろされ、第15回岸田國士戯曲賞を受賞した唐十郎の作品。宝塚歌劇団に憧れる貝は、いつも少女フレンドを抱える老婆とともに、大スター

アングラ演劇の旗手で、演劇界の鬼才だった唐十郎さんが2024年5月4日に亡くなった。84歳だった。私が共同通信のソウル特派員をしていたころ、先輩記者の菱木一美氏(共同通信ソウル支局長、外信部長、広島修道大学名誉教授)から頼まれて、唐さんをソウルの南大門市場などを案内したことがある。

　紅テントで時代を挑発する作品の上演を続けた劇作家・演出家・役者の唐十郎さんが、５月４日に８４歳で死去した。４０年間追い続けた記者が見た「アングラ演劇の旗手」の素顔とは？そして作品の真髄とは？　この春の花園神社（東京都新宿区）は、いつにもましてざわついていた。発生源は紅（あか）テ

「新宿梁山泊 第77回公演『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』」が、6月15日に東京・花園神社 境内 特設紫テントで開幕した。「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」は1976年、状況劇場により初演された唐十郎の戯曲。傘屋を営む“おちょこ”は、傘の修理を頼みに来た謎の女・石川カナに恋