# 九州派

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後。佐原しおり評「オチ・オサム」展
14時間前

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後。佐原しおり評「オチ・オサム」展

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後とらえがたい作家像 前衛美術グループ、九州派の作家として知られるオチ・オサムの個展が福岡市美術館で開かれた。本展は公立美術館におけるオチの初の個展となった。九州派の結成においても重要な役割を果たした中心メンバーであるにもか

「九州派」でも活躍 「声なき声」を内省的に探究した画家尾花成春 福岡・久留米市で展覧会
2024.06.25

「九州派」でも活躍 「声なき声」を内省的に探究した画家尾花成春 福岡・久留米市で展覧会

  前衛美術集団「九州派」などで活躍した福岡県うきは市吉井町出身の尾花成春(しげはる)(1926~2016)は故郷に根を張り、筑後川周辺の風景などをモチーフにしながら、自己の内面やこの世界の本質を見つめようとした画家だった。同県の久留米市美術館で開催中の展覧会「ちくごist 尾花成春」は、内省

ほぼ独学の画家・尾花成春が問い続けた空間や時間、存在とは…福岡県・久留米市美術館で回顧展
2024.06.16

ほぼ独学の画家・尾花成春が問い続けた空間や時間、存在とは…福岡県・久留米市美術館で回顧展

 前衛美術集団「九州派」などで活躍した福岡県うきは市出身の画家、尾花成春(1926~2016年)の回顧展が同県の久留米市美術館で開かれている。 ほぼ独学の画家が終生、心に刻んでいたのが、旧制中学時代に歌人である父親から言われた「お前の山には存在感がない。山の裏側を描け」という言葉

繊細なステアリング操作も見せながらパワフルに美術シーン駆け抜けた美術家 田部光子さんを悼む
2024.05.21

繊細なステアリング操作も見せながらパワフルに美術シーン駆け抜けた美術家 田部光子さんを悼む

 四半世紀前、取材で福岡市内の田部光子さんの自宅を訪れたとき、車庫にソニックブルーのスバル・インプレッサWRX STiがあるのに気づいた。スバルがまだ世界ラリー選手権(WRC)に参戦していたころ。エントリーマシンのベースとなった車両だ。 WRCは厳寒の雪道から灼熱(しゃくねつ)の