# ヒトiPS細胞

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待
2024.06.07

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待

 ヒトiPS細胞から、免疫を抑える役割がある制御性T細胞と同等の性質を持つ細胞をつくるのに、京都大や名古屋大、武田薬品工業の研究チームが世界で初めて成功した。免疫が自分の体を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患などで将来、細胞治療につながることが期待される。研究成果が学術誌「セル・ステム・セル」に

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など

 過剰な免疫反応を抑える「制御型T細胞」を、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製することに京都大などの研究グループが成功した。ヒトiPS細胞からの作製は世界初といい、実用化できれば移植医療における拒絶反応抑制などに有効な同細胞を大量作製することが可能になるとしている。論文は7日、米科学

卵子や精子の手前の細胞、iPSから大量につくる方法開発 京都大
2024.05.21

卵子や精子の手前の細胞、iPSから大量につくる方法開発 京都大

 ヒトiPS細胞から精子や卵子になる手前の細胞を大量につくる方法を、京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)らの研究グループが開発した。細胞数を100億倍以上に安定して増やせるため、試験管内で精子や卵子をつくる取り組みが加速しそうだ。将来的に研究がさらに進めば、皮膚や血液など体の一部から精子や卵子を