# ジェンダー研究

平安貴族の男性は涙が美徳? 「男なんだから泣かない!」がここまで浸透した背景
2024.08.28

平安貴族の男性は涙が美徳? 「男なんだから泣かない!」がここまで浸透した背景

Trans-womanであり性社会文化史研究者の三橋順子さんが明治大学文学部で13年にわたって担当する「ジェンダー論」講義は、毎年300人以上の学生が受講する人気授業になっています。その講義録をもとにした書籍『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』が、このたび刊行さ

社会学者・上野千鶴子:“どうせ変わらない” 世の中を変えていくために
2024.08.22

社会学者・上野千鶴子:“どうせ変わらない” 世の中を変えていくために

板倉 君枝(ニッポンドットコム)2024年4月、米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選出された上野千鶴子氏。40年超にわたり日本の女性学・ジェンダー研究をけん引してきた上野氏に、「フェミニズムとは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想」だとする考え方の背景と、若

奈良期には飯高宿禰諸高 女性の地位、価値観の変遷を紹介 三重・多気郷土資料館
2024.08.07

奈良期には飯高宿禰諸高 女性の地位、価値観の変遷を紹介 三重・多気郷土資料館

 三重県多気郡多気町相可の多気郷土資料館(多気郡教育会館内)は現在、古代から現代における女性の地位や価値観の変遷を紹介する夏季企画展「女性たちの歩み~ジェンダー視点でみる館蔵品」を開いている。入館無料で、9月22日まで。 企画展では、奈良時代朝廷に仕え、天皇の食事や身の回りの世話

「男らしさ、日本人らしさは歴史的に作られた」社会をなんでも批判する構築主義者が気づかない視点
2024.07.13

「男らしさ、日本人らしさは歴史的に作られた」社会をなんでも批判する構築主義者が気づかない視点

 社会のあらゆることは固定的な本質を持たず、様々な作用の中で構築されてきた、と考える立場を「構築主義」という。最もわかりやすいのはジェンダーに関する議論である。そうした構築主義者に欠けている視点とは。※本稿は、中島啓勝『ておくれの現代社会論:○○と□□ロジー』(ミネルヴァ書房)の一部を抜粋・編

幸せな出産できる社会に 南方熊楠賞、松岡さん記念講演
2024.05.15

幸せな出産できる社会に 南方熊楠賞、松岡さん記念講演

女性たちの「エロ話」は何を意味していたのか…民俗学者・宮本常一が見た「農村の性」
2024.05.07

女性たちの「エロ話」は何を意味していたのか…民俗学者・宮本常一が見た「農村の性」