# クエーサー

「宇宙で最もひどい場所」はここ
2024.07.24

「宇宙で最もひどい場所」はここ

クエーサー(準恒星状天体)は銀河の中心で極めて明るく輝く天体で、その中心には超巨大ブラックホールがある。塵やガスがブラックホールに落ち込む際に電磁放射が放出され、輝く光が生まれる。最近、観測史上最も明るい天体であるクエーサーが発見された。今年2月、英科学誌ネイチャー・アストロノミ

現代天文学の未解決問題、超巨大ブラックホールはどこから来たのか
2024.07.17

現代天文学の未解決問題、超巨大ブラックホールはどこから来たのか

 (小谷太郎:大学教員・サイエンスライター) 近年の天体観測の技術進歩はめざましく、最新観測装置や宇宙望遠鏡によって、めちゃくちゃ遠くて昔の宇宙の光景が観測できるようになってきました。そうして見えた大昔の宇宙には、超巨大ブラックホールが点在して、まわりの物質を吸い込んだり熱したり

この指輪のような天体の正体は? ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測
2024.07.11

この指輪のような天体の正体は? ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測

こちらは「コップ座」の方向にある天体。淡いリング構造に沿って明るい光点が輝く、まるで宝石をあしらった指輪のような不思議な姿をしています。この天体は一体何なのでしょうか?この画像は「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope: JWST)」

合体中の2つのクェーサー。初期宇宙では初の「双子」であることが判明
2024.06.23

合体中の2つのクェーサー。初期宇宙では初の「双子」であることが判明

日本の天文学者も携わる研究チームが、これまでで最も遠い、129億光年彼方で合体中の2つのクェーサー(※)を発見しました。「宇宙の夜明け」の時代で存在が確認された、唯一のクェーサーのペアとなります。※最も明るい部類の活動銀河核(天文学辞典(日本天文学会)より引用)すば