# カネミ油症

「母ちゃんのおっぱい飲んで認定された」次世代への被害調査も進む《カネミ油症》検診始まる
2024.07.12

「母ちゃんのおっぱい飲んで認定された」次世代への被害調査も進む《カネミ油症》検診始まる

被害者の子どもや孫の健康調査もかねたカネミ油症の検診が、ことしも長崎県五島市を皮切りに始まりました。今年度全国12府県で行われる予定の油症検診。全国に先駆けて11日、被害者が集中した地区の一つ五島市玉之浦町で実施されました。受診したのは33人でうち4人が未認定、次世

「私たちはどうしたらよかった?」除斥期間で敗訴したカネミ油症新認定裁判 旧優生保護法「違憲」判決の陰で
2024.07.03

「私たちはどうしたらよかった?」除斥期間で敗訴したカネミ油症新認定裁判 旧優生保護法「違憲」判決の陰で

旧優生保護法のもと不妊手術を強制された人たちが国に損害賠償を求めた一連の裁判について、3日最高裁判所大法廷は「除斥期間」の適用を「著しく正義・公平の理念に反し到底容認できない」として、国の賠償責任を認める判決を言い渡しました。民法の除斥期間は「不法行為から20年がたつと賠償請求権

カネミ油症巡り3者協議 次世代救済に焦り「議論遅い」
2024.06.22

カネミ油症巡り3者協議 次世代救済に焦り「議論遅い」

 1968年に西日本一帯で起きた食品公害「カネミ油症」を巡り、被害者団体と国、原因企業のカネミ倉庫(北九州市)による3者協議が22日、福岡市で開かれ、健康被害を訴える認定患者の子や孫らの救済に向けた議論が「遅々として進んでいない」などと焦りを募らせる被害者団体から意見が相次いだ。

「カネミ油症」未認定者の9割に自覚症状…長崎県調査、関節痛・しびれ感・体のだるさ
2024.06.08

「カネミ油症」未認定者の9割に自覚症状…長崎県調査、関節痛・しびれ感・体のだるさ

 西日本を中心に深刻な健康被害をもたらした「カネミ油症」を巡り、長崎県は、未認定者の実態調査の結果を公表した。対象の57人のうち約9割が自覚症状があると回答し、県は「調査結果を国に報告し、救済につなげていきたい」としている。 カネミ油症は、1968年10月に発覚した米ぬか油による

未認定者9割近く症状訴え カネミ油症、長崎県調査
2024.05.30

未認定者9割近く症状訴え カネミ油症、長崎県調査

 1968年に西日本一帯で起きた食品公害「カネミ油症」を巡り、長崎県は30日、原因となった米ぬか油を摂取したものの、被害を認定されていない県民を対象とした健康実態調査の結果を発表した。回答者の9割近くが現在も関節痛といった自覚症状を訴え、県は被害者認定基準の見直しに向けた研究などを国に求める方