31日開幕・ヨネックスL ランク最上位は佐久間朱莉に「最終日に上田晋也さんを呼べるように」…上位陣は同週開催の全米女子OPで不在

AI要約

女子プロゴルフツアーのヨネックスレディスが新潟で開催される。上位選手が不在の中、佐久間朱莉が初優勝を目指す。

佐久間は前向きな姿勢で今大会に臨み、過去の成績や練習内容も語っている。

念願の初優勝を目指す佐久間は、お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也にも報告したいと意気込んでいる。

31日開幕・ヨネックスL ランク最上位は佐久間朱莉に「最終日に上田晋也さんを呼べるように」…上位陣は同週開催の全米女子OPで不在

 女子プロゴルフツアーのヨネックスレディス(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)は31日から3日間、新潟・ヨネックスCC(6339ヤード、パー72)で行われる。

 今季、ポイントランク1位の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)、同2位の岩井千怜(ちさと、ホンダ)、同3位の小祝さくら(ニトリ)、同4位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)、同5位の鈴木愛(セールスフォース)、先週のリゾートトラストレディスを制した同7位の岩井明愛(あきえ、ホンダ)ら多くの上位選手は同週開催の全米女子オープン(30日~6月2日、米ペンシルベニア州ランカスターCC)に出場するため不在。ヨネックスレディスに出場する選手の中で、ランク最上位は6位のの佐久間朱莉(大東建託)。佐久間は30日、プロアマ戦に出場後、ランク最上位として臨む今大会に向けて「多少、意識しますけど、今大会に出ている選手も皆さん、上手なので」と落ち着いた表情で話した。

 佐久間は、昨年大会では別コース(静岡・朝霧ジャンボリーGC)の開催ながら、プレーオフに進出し、見せ場をつくった。しかし、川岸史果(加賀電子)に敗れ、初優勝を逃した。成長を続ける21歳は、今季も出場13試合でトップ10が5回。そのうち2位が2回と大健闘しているが、念願の初優勝は果たしていない。「昨年のヨネックスレディスは昨年で一番、悔しい大会でした。今年、リベンジできたらいいですね」と初優勝への意欲を静かな口調で示した。

 先週のリゾートトラストレディスでは11試合ぶりの予選落ちを喫したが、それも前向きにとらえている。「(決勝ラウンドがない)2日間、しっかり休めました。(師匠の)ジャンボ(尾崎)さんにアドバイスをいただき、技術も体力も調整できました」と前向きに話した。

 ジュニア時代から佐久間に注目し、応援しているお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也(54)にも初優勝を報告したいという思いを持つ。「上田さんからちょくちょくラインをいただきます」と明かす。日テレ系のスポーツ番組「Going!Sports&News」のキャスターを務める上田は、佐久間が優勝争いをした大会ではコースまで来場したことがあるが、これまで優勝シーンを見せることはできなかった。「上田さんに『わざわざ、ありがとうございます』とラインをしたら『ナイスプレーだったよ』と励ましてもらいました。今週、上田さんを最終日に呼べるように頑張ります」と佐久間は笑顔で話した。

 全米女子オープンには米女子ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、渋野日向子(サントリー)を含めて日本勢が21人も出場する。ポイントランク上位選手が不在のヨネックスレディスでは、ニューヒロインの誕生や意外な選手の活躍が期待される。念願の初優勝を目指す佐久間は、今大会の主役候補だ。