【東京V】劣勢を耐えての神戸撃破に森田晃樹「うまく勝つためのサッカーをすることができた」

AI要約

東京Vは神戸を相手に苦しい展開の中で勝利を収めた。後半にオウンゴールで得点し、城福監督も満足げな勝利だった。

森田晃樹は恩師の前でプレーし、神戸の永井SDに成長した姿を見せることができたと語った。苦しい展開でも主将としてチームをけん引した。

森田はボールさばきと前進でチームをサポートし、確実な成長を示し勝利に貢献した。

<明治安田J1:神戸0-1東京V>◇26日◇第16節◇ノエスタ

 東京ヴェルディMF森田晃樹(23)が、昨季J1王者のヴィッセル神戸からの勝利に手応えを得た。

 前半は神戸の攻撃を受け続ける形になったが、後半にオウンゴールで決勝点。最後は城福浩監督(63)が「危なげなくクローズできた」と振り返る展開での勝利に、森田は「相手にほとんど(ボールを)持たれている厳しい試合だったが、うまく勝つためのサッカーをすることができた」と勝ち点3という結果を喜んだ。

 森田にとっては恩師の前での試合だった。神戸の永井秀樹スポーツダイレクター(53)は、東京Vユースとトップチームで教えを受けた人物。東京VのJ1昇格時には森田への思いも語っていた永井SDの前でのプレーに、森田は「意識しないようにはしてるんですけど、ユースの時からお世話になっている方だし、成長した姿を見てほしいという気持ちもあった。今日は少し成長した姿を見せられたかなと思ってます」。巧みなボールさばきと機を見た前進で、苦しい展開の中でもチームをけん引した主将は、確かな成長を見せて勝利に貢献した。【永田淳】