【広島】末包昇大、“惨デー・マツダ”呪縛解く1号逆転3ラン 燕サンタナの動作参考に結果出す

AI要約

広島が“惨デー・マツダ”の呪縛を解いた。

末包昇大外野手の逆転3ランホームランが勝利に貢献。

チームは3連勝で2位に浮上し、首位阪神との対戦に備える。

<広島9-3巨人>◇19日◇マツダスタジアム

 広島が“惨デー・マツダ”の呪縛をようやく解いた。

 3点を先制された直後の1回裏、4番小園の適時打で今季23回無得点だった日曜日のマツダスタジアムで初得点を刻んだ。さらに2死一、二塁から、3年目の末包昇大外野手(27)が、巨人高橋礼から左中間へ1号逆転3ラン。昨季11本塁打のうち、巨人戦で6本という巨人キラーが今季も本領を発揮。「バッティング練習がよかったので、今日はいけそうな気がしていた」と予感通りの結果に笑顔だ。

 末包は今季、キャンプ前に左膝半月板を痛め、開幕1軍から外れた。結果も出ず苦しんでいた4月末、自主トレをともにしたカブス鈴木に電話。「上体より下半身が大事だ」などの助言をもらい「そこから下半身中心に考えるようにした」。8日に今季初昇格を果たすと、松山遠征で同じ右のスラッガー、ヤクルト・サンタナの体の使い方などに注目。練習に取り入れ、結果に結びつけた。

 チームは今季初の同一カード3連勝で2位に浮上。21日からは本拠地で1・5差で追う首位阪神を迎え撃つ。「投手陣が頑張っている。点を取って楽な展開で投げさせてあげたい」。コイの大砲は、トラ相手にも大暴れする。【高垣誠】