【吉見一起の目】5イニング1失点の柳裕也へ「あえて言うなら」と助言「良いコースに投げようとしているのは分かるが…」
中日は6回、代打・大島洋平が右前に勝ち越しタイムリーを放ち、4連敗を止める。柳裕也投手は5イニング6安打1失点で3勝目の白星。フォークとチェンジアップをベース板に投げる勇気を持つように助言。
吉見一起さんは、柳裕也投手の投球について意見を述べた。柳の投球に対するアドバイスを行い、ピッチングのコツを掴むことを期待。
柳裕也投手はコースを外して投球しているが、ベース板に投げる勇気を持つことでより良い成績を残せると指摘。
【吉見一起の目】◇19日 DeNA2―3中日(横浜)
中日は6回、代打・大島洋平が右前に勝ち越しタイムリーを放ち、連敗を「4」で止めた。先発した柳裕也投手の代打で、5イニング6安打1失点の柳には3勝目の白星がついた。毎回安打されながら、蝦名とオースティンの連打による3回の1失点にとどめた。
本紙評論家の吉見一起さんは「柳は4回あたりから球の質がDeNAの打者に合ってきたように思えました。万全ではなかったと思うし、5回で代わったことで良かったところ、反省すべきところを踏まえ、自分のやるべきことを1年間、全うすべきだと思います」と話した。
さらに、吉見さんは「あえて言うなら」と断ったうえで柳の投球に助言する。
「柳は今年からフォークを多めに投げるようになりましたが、そのフォークもチェンジアップもホームベース板からコースが外れているんです。良いコースに投げようとしているのは分かりますが、勇気を持ってベース板の上に投げてほしい。そうすれば、もっと簡単に打者を打ち取れるし、もっと三振を取れると思うんです。そういうピッチングのコツをつかんでもらいたいですね」と期待を込めて語った。