新戦力・松村も無得点で「もどかしい」東京V。広島戦は好機があったにもかかわらず、勿体無い試合に

AI要約

東京Vは広島に押し込まれる展開から逆転を狙うものの、勝点を獲得できず。攻守の両面で改善が見られたものの、結果に繋がらなかった。

試合は落雷の恐れで中断し、再開後は効果的な縦パスが入り、東京Vが反撃。好機も作るが、結果を出すことができず。

雨の後半に広島に先制点を許し、内容とは裏腹に勝利を逃す。ファン・サポーターも「もどかしい」と感じている。

新戦力・松村も無得点で「もどかしい」東京V。広島戦は好機があったにもかかわらず、勿体無い試合に

 2024年8月7日、東京ヴェルディが味の素スタジアムでサンフレッチェ広島と対戦した。3-4-2-1システム同士のミラーゲーム、ホームの東京Vはセカンドボールを上手く拾えず、広島に押し込まれる展開となった。

 そうした中、試合は落雷の恐れがあるため前半20分で一時中断。約1時間半後に再開されると、効果的な縦パスが入るようになった東京Vが反撃する形となった。広島を完全に押し込んだわけではないが、立ち上がりよりも攻守の両局面でボールへの寄せが早くなった印象だった。

 32分にはカウンターから抜け出した齋藤功佑が惜しいシュートを放つなど好機も作った東京V。39分あたりから再び広島にペースを握られたが、前半はそこまでネガティブな内容ではなかった。

 再び雨となった後半、引き気味になってチームの重心が低くなったせいか東京Vは思うように攻撃を組み立てられないものの、時間の経過とともにペースを握る。55分を過ぎたあたりから怒涛のアタックでゴールに迫り、松村優太のミドルを1あわや先制点かというチャンスもあった。

 しかし、78分、コーナーキックから広島に先制される。ゴール前の混戦から最後は佐々木翔に叩き込まれたのだ。

 内容は悪くないのに勝点を獲れない。東京Vは勿体無い試合を落とした。ファン・サポーターの気持ちを代弁するなら、「もどかしい」ではないか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)