初勝利の滋賀学園監督「気持ちのぶつかり合いだった」 夏の甲子園

AI要約

第106回全国高校野球選手権大会の開幕戦で滋賀学園が有田工を10-6で降し、2回戦進出を果たした。

山口達也監督は、気持ちのぶつかり合いだった試合や、投手陣の起用についてコメントした。

開会式の入場行進を最後にしてくれた大会本部の配慮についても触れた。

初勝利の滋賀学園監督「気持ちのぶつかり合いだった」 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会は第1日の7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕戦があり、15年ぶり2回目出場の滋賀学園が2年ぶり3回目出場の有田工(佐賀)を10―6で降し、2回戦に進出した。夏の甲子園で初勝利を挙げた。山口達也監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇滋賀学園・山口達也監督

 気持ちのぶつかり合いだった。開幕試合で気持ちが高ぶっていたが、一回に岡田(幸大)の先制打が出てから少し落ち着くことができた。夏の甲子園初勝利は非常にうれしい。

 先発の脇本(耀士)はいけるところまで投げさせようと思っていたが、相手に粘り強く攻められ、タイミングを合わせられてきたのでスイッチした。継投のタイミングは少し遅かった。

 救援した高橋俠聖(きょうせい)は安心して見ていられた。外角のチェンジアップをうまく出し入れできていた。滋賀大会は背番号1番だったが、今大会は10番にした。脇本の調子が良かったからだが、高橋に「くそ」と思わせるのも狙いだった。これでまた奮起してほしい。闘志を前面に出して投げる子で、チームに勇気を与えてくれる。

 大会本部の配慮で、開会式の入場行進を最後にしてくれて、調整しやすかった。選手たちにとってはグラウンドに立つと精神的にも肉体的にも疲労感がでるので、ありがたかった。