【陸上】あんこ大好き柳井綾音「メダル獲得」パリ五輪新種目の男女混合競歩リレーなど2種目出場

AI要約

立命館大の柳井綾音がパリ五輪に出場することが決まり、五輪壮行会に出席した。

競歩での活躍が期待される柳井は、女子20キロ競歩で日本学生記録を更新し、メダル獲得に意欲を示している。

立命館大学全体で柳井を応援し、彼女の勝負メシである「おはぎ」と「豚のショウガ焼き」をキャンパス内で販売することも決定した。

柳井は駅伝と競歩の二刀流で活躍し、「団結力」を大切にし、チームジャパンとして世界一を目指す意志を示している。

コーチや大学からも期待の声がかかり、柳井の伸び盛りに期待が寄せられている。

柳井の勝負メシやルーティン、応援フェアの取り組みなど、パリ五輪に向けた柳井の準備は着々と進んでいる。彼女が男女混合競歩リレーで活躍し、メダル獲得に貢献することが期待されている。

【陸上】あんこ大好き柳井綾音「メダル獲得」パリ五輪新種目の男女混合競歩リレーなど2種目出場

 パリ・オリンピック(五輪)から採用される陸上の男女混合競歩リレー、さらに女子20キロ競歩で代表が決まった立命館大3年の柳井綾音(20)が11日、滋賀・草津市内の同大学キャンパスで行われた五輪壮行会に出席した。

 競歩のレベルが高い日本にとって、男女混合競歩リレーはメダル獲得の有力種目になる。

 女子駅伝で全国的な強豪の立命大。競歩と駅伝の二刀流に挑んできた柳井は「駅伝は日本の伝統文化。(立命大の)駅伝チームで日本一を目指し、団結するところを自分は経験している。(五輪は)チームジャパンだが、世界一を目指すには団結力が大事。そこは生かしていきたい。メダル獲得を目指して、頑張っていきたい」と意気込んだ。

 6日のホクレン・ディスタンスチャレンジ北見大会の女子1万メートル競歩で、43分49秒85をマーク。今季2度目となる日本学生記録を更新した。勢いもある。

 杉村憲一女子陸上部監督(52)も「今が伸び盛り」という教え子に、「立命館はみんなでつなぐ駅伝などが得意なので、柳井もリレーになれば燃えて、メダル獲得につながればと思う」と期待した。

 柳井の勝負メシが「おはぎ」と「豚のショウガ焼き」。立命大では「応援フェア」と題し、キャンパス内の食堂で売り出すことも決定。大学を挙げて、本番に向けて応援していく。

 パリ五輪に、あんこを持参するという20歳は「あんこは白米に乗せ、試合前にエネルギー補給のために包んで食べている。私のルーティン」。笑顔を絶やさない“あんこ姫”が、男女混合競歩リレーのメダル獲得に貢献する。【横田和幸】

 ◆柳井綾音(やない・あやね)2003年(平15)12月24日、福岡・北九州市生まれ。北九州市立高2、3年時の全国高校駅伝に出場。3年時に競歩を本格的に始める。高校の4学年先輩に21年東京五輪女子20キロ競歩13位の藤井奈々子(25=エディオン)。22年立命大に進学、同年8月のU20世界選手権1万メートル競歩で銅メダル。23年2月の日本選手権20キロ競歩3位、3月の全日本競歩20キロ優勝、8月のブダペスト世界選手権20キロ競歩30位。駅伝でも1年時に全日本女子駅伝、富士山女子駅伝に出場。

 ◆男女混合競歩リレー 男女各1人の2選手でチームを構成し、計25チームでレースを行う。距離はマラソンと同じ42・195キロ。約10キロずつ4つのステージを男、女、男、女の順に完歩する。エッフェル塔のふもとで行われる個人種目と同じコースが利用される。日本は2チーム出場する。