今春連合組んだ「親友」たちに敗れ涙 「最後があいつらで良かった」

AI要約

古河二と総和工・三和・結城一が対戦し、星野嵩斗が涙を流す展開となった。

及川翔吾と星野は親友であり、連合チームを組んでいた過去もある。

悔しい結果にも関わらず、星野は最後の相手が親友たちだったことを良かったと感じた。

今春連合組んだ「親友」たちに敗れ涙 「最後があいつらで良かった」

 (7日、第106回全国高校野球選手権茨城大会1回戦 古河二2―7総和工・三和・結城一)

 試合後、古河二の星野嵩斗(3年)は涙が止まらなかった。「あいつらにはずっと勝ち上がって欲しい」

 この日、対戦した総和工・三和・結城一とは今春、連合チームを組んでいた。中でも、三和の及川翔吾(3年)とは小、中学校も同じチーム。自宅も近く、部活から帰ってからもキャッチボールしてきた「親友」だ。

 最後の夏。

 部員がそろった古河二は単独で出場。抽選の結果、及川たちの連合チームと初戦であたることになった。

 試合は初回、星野の適時打で先取したが、八回の大量失点で逆転負け。喜ぶ相手チームの姿に、涙があふれる。「だってあいつら、ずっと一緒にやってきた、みんな友達なんすよ」

 悔しい、悔しいと繰り返した星野。「負けて複雑な気持ちだけど、最後の相手があいつらで良かったと思います」と言うと、少し笑った。(北上田剛)