【ロッテ】ダメ押し打の安田尚憲「自分のポジションを取れるように」レギュラー奪取へアピール打

AI要約

約1カ月ぶりに1軍復帰のロッテ・安田尚憲内野手が2点差に広げる適時打を放ち、左腕の上原を攻略する。

不振から抜け出すために再昇格した安田は、スタメン起用されるも最初は凡退するものの、6回に良い当たりを見せる。

主力選手に囲まれる一塁手のポジションでレギュラー奪取を目指す安田は、自身のポジションを守る決意を示す。

◇4日 日本ハム1―3ロッテ(エスコンフィールド北海道)

 6月9日以来、約1カ月ぶりに1軍復帰のロッテ・安田尚憲内野手が「6番・一塁」で先発出場。2点差に広げる貴重な適時打を放った。

 2打席凡退の後に迎えた1点リードの6回1死二塁、左腕の上原が投げたワンバウンドしそうな低めの直球を左中間へ流し打つ技ありの二塁打。「低かったけど、低めはヒットゾーンでもあるので。その真っすぐを振り抜けて良かった」と苦手とする左投手を攻略し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 6月は打率7分1厘と打撃不振に陥り、同10日に2軍降格。この日は右太もも裏を負傷したドラフト1位ルーキーの上田に代わって再昇格した。再登録即スタメン起用した吉井監督は「1、2打席目は何も変わってないなと思ったが、集中力が高まったところでいい当たりが出てくれた。あれをきっかけに調子を上げてほしい」とさらなる奮起を促す。6月1日以来のタイムリーを記録した安田は「出られるところでしっかりアピールしていって。自分のポジションを取れるように頑張っていきたい」。この日守った一塁にはソト、本職の三塁には中村奨と実績のあるベテランの壁がそびえ立つが、与えられたチャンスをものにしてレギュラーを勝ち取りたい。