裏切り行為!? Jリーグ、移籍で物議を醸した選手(3)「生涯セレッソ」は嘘…。デビュー戦で大ブーイング

AI要約

山口蛍がセレッソ大阪からヴィッセル神戸への移籍を果たした経緯

移籍によりセレッソサポーターの間で物議を醸した背景とは

移籍後の山口蛍が神戸での活躍を見せ、J1初優勝に貢献している様子

裏切り行為!? Jリーグ、移籍で物議を醸した選手(3)「生涯セレッソ」は嘘…。デビュー戦で大ブーイング

 7月に入り、明治安田Jリーグの第2登録期間(夏の移籍ウインドウ)が開こうとしている。選手の動きもより活発になってくるはずだが、その全てがサポーターを納得させるものになるとは限らない。実際、過去には世間で物議を醸した移籍も多々あった。今回は、Jリーグ界をざわつかせた主な移籍をピックアップして紹介する(成績は『transfermarkt』参照)

MF:山口蛍(やまぐち・ほたる)

生年月日:1990年10月6日

移籍先:セレッソ大阪→ヴィッセル神戸

移籍日:2019年1月

 山口蛍はアカデミー時代からセレッソ大阪の一員としてプレーし、2009年にトップチームへと昇格。2010年代初期の頃からクラブの中心選手となった。ハノーファーへの半年間の海外挑戦はあったが、2018年までキャリアのほぼすべてをセレッソで過ごしている。そのため、未だに山口に対してセレッソのイメージを持つ人は多いのではないだろうか。

 海外から復帰した際には「生涯セレッソ」を宣言していた山口だったが、2019年に事件が起きた。ロシアワールドカップのメンバーに選出され、日本屈指の中盤となっていた同選手は、ルーカス・ポドルスキやアンドレス・イニエスタら名だたる選手を獲得し、チーム力を急激に高めていたヴィッセル神戸へと移籍する。裏切られた形となったセレッソサポーターは背骨を抜かれるような思いだっただろう。

 移籍後初のリーグ戦の相手はなんとセレッソ。かつてのホームスタジアムであるヤンマースタジアム長居で浴びたブーイングは山口の耳にどのように聞こえていただろうか。移籍後は毎シーズンほぼ全試合に出場し、昨季は神戸のJ1初優勝に大きく貢献している。