12名を決める国内最後の強化試合へ…ホーバスHC「この2ゲームが勝負」

AI要約

男女日本代表の日本一丸イベントが開催され、男子日本代表のホーバスヘッドコーチが取材に応じた。

選手たちは韓国代表との「SoftBank CUP 2024」で最終選考を受けることになり、厳しい競争が予想される。

最終的な12名の選出は試合後に行われ、渡邊雄太や八村塁などの選手の状態も報告された。

 7月3日、有明アリーナで「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」に向けた男女日本代表の日本一丸イベントが開催。イベント後、男子日本代表(FIBAランキング26位)のトム・ホーバスヘッドコーチが取材に応じた。

 イベントにはコンディション調整のため欠席した八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)を除き、男女の選手27名が参加。かつて女子日本代表を率いたホーバスHCは、山本麻衣(トヨタ自動車 アンテロープス)以外の全選手を指導したといい、「すごくない? うれしい。最高だったし、(イベントは)楽しかったですよ」と、感想を口にした。

 話はすぐにチームのことへ。指揮官は「雰囲気がいいです。サバイバルということをみんながわかっています。この2ゲームが勝負」と、5日、7日に行われる韓国代表(同50位)との「SoftBank CUP 2024(東京大会)」が最終選考の舞台であることを明かした。オリンピックに向けて16名から12名に絞る必要があり、「4人ぐらいがフィフティーフィフティー」だといい、選考のポイントについて続けた。

「プレーだけじゃない。例えば、ドイツやフランスの選手とマッチアップするのは誰がいいとか。4人はすごくいい仕事をやっています。この選手が良くないというわけじゃないんですよ。誰がいいかなと。ドイツはビッグマンが3ポイントシュートを打てる。フランスは身長が高いじゃないですか。いろいろ考えています」

 29日のメディアデーで負傷を明らかにした渡邊雄太について「良くなってきました。僕は大丈夫だと思う」とコメント。八村の状態について「(ケガをしているわけでは)ない」と万全なことを強調し、「彼は早く自分たちのバスケットボールを勉強したいから、いろいろ質問してくれる。彼のエネルギーはいいです」と評価した。

 注目が集まる12名は「第2試合が終わってから決める」と、7日の試合後に定める模様。試合は5日19時、7日19時30分からいずれも有明アリーナで開催される。