【西武】最速156キロの“宇宙人”羽田慎之介が2日プロ初先発「えーっと全力で投げたいです」

AI要約

西武羽田慎之介投手がプロ初先発を果たす。自身の特徴や投球スタイル、将来への期待が語られる。

羽田投手は速球を武器に、3試合で無失点と安定した投球を見せている。

将来の先発候補として期待され、今回は首位相手に先発の機会を与えられる。

 “宇宙規格”の156キロ左腕、西武羽田慎之介投手(20)がプロ初先発する。2日ソフトバンク戦(東京ドーム)のマウンドを託された。1日、埼玉・所沢市内の球団施設で練習。金髪で独特な空気感を持ち、天然な性格で周りからは「宇宙人」と呼ばれるなど、ファンにも愛されている。意気込みを問われると「えーっと、全力で投げたいです」と静かに闘志を燃やした。

 191センチと長身の若手ホープは、突拍子もない発言で周囲を笑わせる。東京ドームには小学生のころ、プロ野球観戦で訪れた記憶がある。当時の印象に「うーんっと、涼しかったような思い出はあるっす」と、この日も破壊力抜群のコメントを残した。

 不思議キャラだが、投球では今季最速156キロを計測するなど、速球を武器とする。5月3日オイシックスとの2軍戦では2安打完封勝利。1軍昇格し、同14日の日本ハム戦でプロ初登板を果たすなど、3試合に登板し無失点と安定している。渡辺GM兼監督代行は将来の先発候補として期待し、ステップを踏むべく中継ぎで起用してきたが、今回先発を任せた。「とにかく全力で何があっても最後まで投げること」と羽田。首位相手にスケールの大きさを見せつける。【山崎純一】

 ◆羽田慎之介(はだ・しんのすけ)2003年(平15)12月25日生まれ、埼玉県所沢市出身。小2で野球を始め、小6時にはライオンズジュニアに選出。山口中では東練馬シニアでプレー。八王子学園八王子では1年秋からベンチ入りも、甲子園出場なし。21年ドラフト4位で西武入団。3年目の今年5月14日日本ハム戦で1軍デビュー。今季推定年俸600万円。191センチ、84キロ。左投げ左打ち。