ラジオ番組に自身のコーナーがあった元小結・大徹の湊川親方が退職 相撲協会が発表

AI要約

元小結・大徹の湊川親方が6月30日に退職したことが発表された。

湊川親方は福井県出身で、関取として31場所在位し、千代の富士から金星を1個獲得した。

引退後は年寄「湊川」として指導にあたり、最終的に放駒部屋に所属していた。

ラジオ番組に自身のコーナーがあった元小結・大徹の湊川親方が退職 相撲協会が発表

 日本相撲協会は1日、元小結・大徹の湊川親方(67、本名・南忠晃、放駒部屋)が6月30日付で退職したと発表した。

 福井県大野市出身。1971年名古屋場所で初土俵を踏み、80年初場所で新十両、83年九州場所で新入幕を果たすと87年春場所で福井県出身では昭和以降初となる小結に昇進した。90年秋場所限りで引退。その後福井県からは関取が34年間も誕生していない。初土俵から無休で通算587勝612敗。金星は1個(千代の富士)。幕内在位は31場所だった。

 1メートル93の長身を生かしたつり寄りが得意で右上手を取ると強さを発揮した。長く、かつ太い独特のもみあげに加え、何故かデーモン小暮の「オールナイトニッポン」で「大徹コーナー」が設けられるなど幅広い人気を博した。

 引退後は年寄「湊川」を襲名し、二所ノ関部屋、松ケ根部屋で部屋付きとして後進の指導にあたり、21年10月の定年後も再雇用され参与として協会に在職した。同年12月からは元関脇・玉乃島が師匠を務める放駒部屋所属となっていた。