横浜・キューウェル監督、試合後ブーイングに胸中語る「どうなのかなと思う。こういう時こそ団結して」

AI要約

横浜F・マリノスは東京Vに1―2で敗れ、16年ぶりにホームで迎えた一戦で敗北を喫した。監督のキューウェル氏は振り返り、ファンからのブーイングに厳しい表情を見せた。

横浜は前半に失点を続け、後半もチャンスを追い求めたが得点を挙げられず。低迷したチームにサポーターからのブーイングが響いた。

キューウェル監督は結果に対して選手たちが全てを尽くしたことを強調し、一丸となって再び勝ちに向かいたいと語った。

横浜・キューウェル監督、試合後ブーイングに胸中語る「どうなのかなと思う。こういう時こそ団結して」

 ◇明治安田J1リーグ第21節 横浜1―2東京V(2024年6月29日 日産スタジアム)

 横浜F・マリノスは東京Vに1―2で敗れ、連敗を喫した。16年ぶりにホームで迎えた伝統の一戦を白星で飾ることができず。12位に沈むチームへ、試合後にはファンとサポーターからブーイングがあり、ハリー・キューウェル監督(45)は厳しい表情で胸中を語った。

 横浜は開幕節で逆転勝ちした相手に敗れ、連敗を喫した。前半12分にCKから先制を許すと、同22分にはオウンゴールで連続失点。前半終了間際にFW宮市が今季2得点目を挙げて1点差に迫り、後半は何度も好機をつくったが、ネットを揺らすことはできなかった。

 開幕節で東京Vに勝利するも、以降は低迷が続く。試合後にはスタンドからのブーイングが鳴り響いた。

 キューウェル監督は「(ファンやサポーターの)悔しさはもちろん分かる。ハードワークしなかった部分で結果が出なければ、あれだけのブーイングは理解できる」と受け止めたうえで「選手たちが全てを出し切った結果で、このようになった時にブーイングはどうなのかなと思う」と語り、こう続けた。

 「ここで離れるのではなく、こういう時こそ一致団結して、みんなで勝ちにいく。選手たちが全てを出し切ったうえでの結果だった。前半はうまくいかなかった部分があった中でも、後半は完全にうちの試合だった。もちろん、自分たちも見せないといけない部分はあるが、みんなで一丸となってやっていきたい」

 苦しいチーム状況だが、シーズンは続いていく。指揮官は「次に向かっていきたい」と静かに話し、視線を前に向けた。