中国監督は前回W杯最終予選で日本に土 ファンは“奇跡の再現”期待…「現実を見ろ」の声も

AI要約

2026年の北中米ワールドカップ(W杯)のアジア3次予選(最終予選)の組み合わせ抽選会が行われ、日本代表が厳しい組に入った。中国代表監督は厳しい戦いを予想し、ファンの期待も高まっている。

日本と中国の対戦が注目される中、中国の監督はアジアサッカーに詳しく、再び奇跡を起こす期待が寄せられている。しかし、現実的な声も上がっている。

アジアサッカー界では、厳しい組み合わせに挑む日本や中国の戦いが注目されている。

中国監督は前回W杯最終予選で日本に土 ファンは“奇跡の再現”期待…「現実を見ろ」の声も

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)のアジア3次予選(最終予選)の組み合わせ抽選会が6月27日に行われ、森保一監督率いる日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じグループCに入った。日本を含めてカタールW杯に出場した3か国が同居したことで、中国のメディアやファンからは「死の組だ」「最悪だ」など多くの悲鳴が上がっている。

 中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督は、抽選会後にアジアサッカー連盟(AFC)の取材に対して、「たしかに厳しい組み合わせだ。グループA、グループBと比べても、最も困難な組だ。しかしこれは想定どおり。そもそも我々は第5シードであり、弱いチームは存在しない」と落ち着いた反応を見せた。

 9月5日の第1戦では日本と中国の対戦になる。ちなみにカタールW杯のアジア最終予選初戦で、日本がホームでオマーンに0-1でまさかの敗戦を喫したことは、まだ記憶に新しい。この時のオマーン代表監督が、現在は中国を率いるイバンコビッチ氏なのだ。クロアチア出身の70歳はほかにもイラン代表、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアのクラブチームで監督経験があり、アジアサッカーを熟知している。

 このことから、イバンコビッチ監督に奇跡の再現を期待する中国人サポーターの反応も多い。一方で、「(イタリア代表をW杯優勝に導いたマルチェロ・)リッピでもダメだったんだ。現実を見ろ」と冷静な声もあった。