【川崎F】大島僚太が約1年ぶり復帰で観客沸かす 湘南に1-1で2戦連続ドロー

AI要約

川崎フロンターレは湘南ベルマーレとの試合で3戦勝ちなしのまま引き分けに終わった。

試合では川崎が一方的に押し込み、13本のシュートを放つも得点を逃し、後半にマルシーニョのゴールで先制するも同点に持ち込まれた。

明るいニュースとしてMF大島僚太が1年ぶりにピッチに復帰し、チームの象徴的存在として再起を図る姿があった。

<明治安田J1:川崎F1-1湘南>◇第20節◇26日◇U等々力

 川崎フロンターレが湘南ベルマーレと引き分け、3戦勝ちなしとなった。

 前半は一方的に押し込んだ。16分にはFW山田新(24)、DF佐々木旭(24)、MF脇坂泰斗(29)と連続シュートも、相手GKソン・ボムグンに阻まれる。その後も山田を中心に仕掛け、前半だけで13本のシュートを放った(湘南2本)が、好機を逃した。

 後半は9分、13分に決定機を与えるが、それぞれDF高井幸大(19)とGKチョン・ソンリョン(39)が体を張ってブロック。すると17分、右サイド深くで山田が体を張ってキープ。相手をなぎ倒し折り返すと、ゴール前で1人待っていたFWマルシーニョ(29)が難なく押し込んだ。前節新潟戦に続く、2戦連発で試合を動かした。

 しかし同33分、湘南MF田中のミドルシュートで同点に持ち込まれる。終盤、さらに攻勢を強めたが、得点には至らず。2戦連続の引き分けとなった。

 ただ、明るいニュースもあった。後半35分、右下腿(かたい)三頭筋肉離れから復帰したMF大島僚太(31)が途中出場。昨年19節名古屋戦以来、約1年ぶりにピッチに帰還した。大歓声で迎え入れられると、スルーパスなどで会場を沸かした。チームの象徴的な存在が帰還し、再起を図る。