芝大会初Vでキャリア3勝目、世界41位プチンセワ「最高だし混乱もしている」<女子テニス>

AI要約

カザフスタンのプチンセワがバーミンガムで初の芝大会優勝を果たす。

プチンセワは第1セットを圧倒し、第2セットはタイブレークの末に逆転勝利。

優勝に喜びを語るプチンセワと決勝で敗れたトムヤノヴィッツ。

芝大会初Vでキャリア3勝目、世界41位プチンセワ「最高だし混乱もしている」<女子テニス>

女子テニスのロスシー・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTA250)は23日、シングルス決勝が行われ、世界ランク41位のY・プチンセワ(カザフスタン)が同190位のA・トムヤノヴィッツ(オーストラリア)を6-1, 7-6 (10-8)のストレートで破り、芝大会で初優勝を飾ると共にツアー3勝目を挙げた。

今季は3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)や5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)など4大会でベスト8に進出している29歳のプチンセワ。

過去には2021年のハンガリアン選手権(ハンガリー/ブダペスト、クレー、WTA250)とニュルンベルク・バーシケルングス・カップ(ドイツ/ニュルンベルク、レッド クレー、WTA250)で優勝を収めている。

そして決勝戦の第1セット、プチンセワはファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。わずか1ゲームしか取られることなく28分で先行する。

続く第2セット、プチンセワは第2ゲームでブレークを奪うも2度のブレークを許しゲームカウント4-5とリードされる。それでもトムヤノヴィッツのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでは1度のセットポイントを凌ぎブレークバックに成功。その後のサービスゲームは互いにキープしタイブレークにもつれ込む。

一進一退の展開となるも4度のミニブレークに成功したプチンセワが3本目のマッチポイントをものにし1時間27分で優勝を決めた。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにはプチンセワのコメントが掲載されており次のように語った。

「まったく予想していなかったので、自分が何を感じているのか分からない。最高だし混乱もしている。クレーコートではいつも調子が良かったけど、芝コートでも突然調子が良くなった。本当にうれしい!最高よ!」

「素晴らしい試合だった。スタートはすごく良かったけどその後、彼女(トムヤノヴィッツ)が最高レベルまで上げた。彼女は本当に素晴らしいプレーで、私に考える時間や何かをする時間を与えなかった。互角だったけど私の方が少し運が良かった」

優勝したプチンセワは世界ランク34位に浮上しキャリアハイを更新。一方、敗れたトムヤノヴィッツにとってはツアー大会5度目の決勝戦となったが、初優勝はお預けとなった。