【東京V】DF翁長聖が芸術的ループで決勝点!名古屋の猛攻に耐え抜き前半戦ラストを白星で飾る

AI要約

東京ヴェルディが名古屋グランパスを1-0で破る。

翁長聖のループシュートが均衡を破り、チームに勝利をもたらす。

山田楓喜の復帰や選手交代による守り方が試合の展開を決定付けた。

<明治安田J1:東京V1-0名古屋>◇22日◇第19節◇味スタ

 東京ヴェルディがホームで名古屋グランパスを1-0と破り、前半戦ラストゲームを白星で飾った。

 均衡を破ったのは後半7分だった。自陣ゴール前でのボールカットからDF翁長聖が前へボールを運び、1トップの木村にパス。木村が相手選手に手を使って倒されたが、すぐさまこぼれ球を拾った翁長がドリブルでゴール前まで突き進み、飛び出してきたGKランゲラックの頭上を鮮やかに抜く技ありループシュート。ボールは緩やかな孤を描き、無人のゴールに飛び込んだ。

 1点をリードした直後には、パリオリンピック(五輪)代表候補で心身の不調から完全休養していたMF山田楓喜が出場。1カ月ぶりの公式戦となった。システムは4-2-3-1に変更し、右MFに入った。

 終盤はDF千田とMF稲見を投入し、3バックに再び変更。名古屋のボール保持時はウイングバック左の宮原、右の翁長を下げた5バックにして守備を固めた。

 名古屋の迫力ある攻撃に押し込まれる展開となったが、運にも味方された。後半31分には名古屋MF椎橋が放ったシュートがゴール右ポストに直撃し、横っ跳びしたGKマテウスの背後をボールが転がった。ひやりとする場面だった。

 耐える時間が続いたが、全員が帰陣して相手シュートを次々とブロック。GKマテウスはビッグセーブを連発した。最後まで全員が集中力を切らさず、翁長が挙げた1点を守り切った。

 なお注目された山田楓喜は、後半アディショナルタイムにFW山田剛綺と交代。37分ほどの出場だったが、緊張感のある公式戦で試合勘を戻す意味合いがあったようだ。