石川遼 スイング中にシャッター音響くアクシデントも「いや、自分のミスなので」

AI要約

石川遼はプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で2位に後退する結果となった。

石川はプレー中に無音アプリを使用するルールにも関わらず、携帯電話のシャッター音が鳴り、プレーに影響を受ける場面があった。

石川は最終ラウンドに向けて修正点を見つけ、通算19勝目を目指している。

石川遼 スイング中にシャッター音響くアクシデントも「いや、自分のミスなので」

◆男子プロゴルフツアー  プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第3日(22日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 首位から出た大会実行委員長の石川遼(カシオ)は4バーディー、1ボギーの69で回って通算17アンダーとし、2打差の2位に後退した。「2打ぐらいもったいないミスがあった。自分で流れをいい方向に持っていけなかった。一日中、耐えみたいな展開になってしまった」と振り返った。

 今大会は無音アプリを使用の場合はプレーエリアでの動画、写真の撮影は可能だが、石川のプレーを妨げる「音」が、静寂のなか響く場面があった。

 14番パー3のティーショットの切り返しで、携帯電話のカメラのシャッター音が鳴った。フィニッシュを取り切れずに、クラブを手放した。左の池方向に飛んでいった球は、グリーン左のエッジギリギリに残った。石川は両手を腰に当て、下を向いたまま15秒近く微動だにしなかった。ホールアウト後に報道陣から質問が飛ぶと「いや、自分のミスなので。アドレスの時もちょっと音はしていたので。それを、その時点で一回解くこともできた。あれは自分のミスですね」と対応した。

 ツアー35度目の最終日最終組を迎える。「156人が出ていて、一握りの選手しか勝つか負けるかの勝負はできない。そこに最後に入れたら本当に最高っすよね。なので明日もう一度、修正できるところを修正したい。将棋で王手がかかったといっても、すぐに詰むわけではない。そこからが本番」。通算19勝目へ、2打差を追う。