カナダのパリ五輪候補選手が発表…昨夏のW杯で3位入賞の全12名集結、マレーら新戦力も参戦

AI要約

カナダバスケットボール代表候補メンバー20名が発表され、12名がオリンピックロスター入りを果たす予定。

ベテラン選手コーリー・ジョセフがキャンプに招待されず、落胆のコメントを残す。

トレーニングキャンプやエキシビジョンマッチを経て、カナダ代表はパリ2024オリンピックに向けた準備を進めている。

カナダのパリ五輪候補選手が発表…昨夏のW杯で3位入賞の全12名集結、マレーら新戦力も参戦

 6月20日(現地時間19日)、カナダバスケットボールは「パリ2024オリンピック競技大会」に向けた代表候補メンバー20名を発表。トレーニングキャンプやエキシビジョンゲームなどを経て、うち12名が本大会へのロスター入りを果たす。

 2023-24シーズンからブルックリン・ネッツの新指揮官に就任したジョルディ・フェルナンデスHC(ヘッドコーチ)が率いるカナダ代表。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でチーム史上初の銅メダル獲得に貢献した12名の選手すべてが候補入りしており、ジャマール・マレーやアンドリュー・ウィギンズ、アンドリュー・ネムハードといったタレントも新たに参戦した。

 また、ポートランド・トレイルブレイザーズのシェイドン・シャープ、インディアナ・ペイサーズのベネディクト・マサリンも、ロスター争いには関与しないもののトレーニングキャンプに参加する模様。一方で、長年代表に携わってきたベテランのコーリー・ジョセフはキャンプに招待されず、海外メディア『Sportsnet』の取材で落胆した様子を見せた。

「不平を言ってるわけではないが、NBAより国でのプレーを優先した時期もあったし、ちょっとしたいざこざがあっても僕はそこにいた。個人的には、『ああ、僕はどこのポジションでも競争する機会すら与えられないのか』とちょっとがっかりしたよ。僕は候補選手の彼ら全員を愛している。ただ、最低でもキャンプには呼んでほしかったね」

 カナダは現地6月28日から7月7日まで地元のトロントでトレーニングキャンプを実施し、7月10日にはラスベガスでアメリカ代表とのエキシビジョンマッチに臨む。その後は7月19日にフランス代表と、21日にはプエルトリコでのオリンピック世界最終予選を勝ち抜いたチームと強化試合を行う予定だ。

■「パリ2024オリンピック競技大会」 カナダ代表候補選手

カイル・アレキサンダー(ハポエル・テルアビブ)

ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

RJ・バレット(トロント・ラプターズ)

トレイ・ベル・ヘインズ(カサデモント・サラゴサ)

ケム・バーチ(バスケット・ジローナ)

オシェイ・ブリセット(ボストン・セルティックス)

ディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)

ルーゲンツ・ドート(オクラホマシティ・サンダー)

ザック・イディー(パデュー大学)

メルビン・エジム(バロンセスト・マラガ)

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)

フィオンドゥ・カベンゲリ(レイエ・ヴェネツィア)

トレイ・ライルズ(サクラメント・キングス)

ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)

アンドリュー・ネムハード(インディアナ・ペイサーズ)

ケリー・オリニク(トロント・ラプターズ)

ドワイト・パウエル(ダラス・マーベリックス)

フィリップ・スクラブ(バチェセヒル・カレッジ)

トーマス・スクラブ(オブラドイロCAB)

アンドリュー・ウィギンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)