全米制覇翌週は予選落ち 笹生優花は“なまけもの生活”経て次のメジャーへ「準備が大事」

AI要約

笹生優花が前週の全米女子オープンを制した後、ショップライトLPGAクラシックで予選落ちする結果となる。

笹生は2日間を振り返り、プレーについて謙虚な姿勢を見せる。

次なる試合は2週後のメジャー大会に向けて、しっかり休養を取り準備を整える構え。

全米制覇翌週は予選落ち 笹生優花は“なまけもの生活”経て次のメジャーへ「準備が大事」

<ショップライトLPGAクラシック 2日目◇8日◇シービューGCベイC(米ニュージャージー州)◇6197ヤード・パー71>

先週の「全米女子オープン」を制した笹生優花は、トータルイーブンパーの87位で予選落ちという結果に終わった。「全体的にすごくよかったわけではないし、すごく悪かったわけでもない。そういう週だったんじゃないかなと思います」。こうサバサバと、2日間を振り返る。

2アンダーで迎え、カットラインも気になる位置でのプレーだったが、後半の11番で痛恨のダブルボギーを喫した。そこからも13番では短いパーパットが、荒れたグリーンの影響もありカップに嫌われボギーに。最後はバーディで締めくくったが、予選通過まで3打及ばなかった。

大きな注目を集めるなかでも、普段通り、自然体を貫いた。2日続けての渋野日向子とのラウンドは、きょうも時折笑い声が聞こえてくる楽しい時間でもあった。『先週の勝利は特別だったか?』と問われると、「勝つだけが特別なわけじゃない。ゴルフだけではなく、思い出を作るのもうれしいし、すごく特別。予選を通らなかったこともすごく特別な週になる。自分が特別だと思ったらそれが特別です」と“笹生節”で切り返す。

来週の「マイヤーLPGAクラシック」は出場しないため、続く試合は2週後のメジャー大会「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(20日開幕、ワシントン州・サハリーCC)になる。開幕前の会見では「今週が終わったら寝たい」とも話していたが、まずは一度しっかり休養を取るつもりだ。

「一日中ずっと寝られます、なんもしないで(笑)。ご飯を食べて寝て、シャワーを浴びてまた寝て…、これの繰り返しで一週間くらいはいけます。なまけもの(笑)」。もちろん「そこまでダラダラしているわけにはいかない」と準備しながらではあるが、激闘の疲れを癒し、再びメジャーに挑む態勢を整える。

練習再開は「あしたは移動で練習ができない。月、火と休んで水曜日か木曜日くらいからですかね」。メジャー2連勝にも期待がかかるが、「それができたら自分もうれしい。まずは準備が大事。チャンスを自分にあげられるように頑張りたい」と、視線をビッグタイトルに向けていく。(文・間宮輝憲)