栃木&群馬のJ2“裏天王山”は1-1ドロー

AI要約

J2リーグ第19節で栃木SCとザスパクサツ群馬が1-1で引き分け。

栃木が13試合ぶりの4勝目を目指し、群馬が12試合ぶりの2勝目を狙う。

両チームが激しい攻防を繰り広げ、1-1の引き分けに終わる。

栃木&群馬のJ2“裏天王山”は1-1ドロー

[6.8 J2第19節 栃木 1-1 群馬 カンセキ]

 J2リーグは8日、第19節を開催した。カンセキスタジアムとちぎでは、19位栃木SCと20位ザスパクサツ群馬が激突。1-1で引き分けた。

 J3降格圏内に沈む両チームによる“裏天王山”。栃木は13試合ぶり今季4勝目、群馬は12試合ぶり同2勝目を狙った。試合は立ち上がりからホームチームがボールを握り、より多くのチャンスを作った。

 栃木は前半17分、右サイド高い位置まで駆け上がったMF森俊貴がクロスを入れると、ゴール前のMF大島康樹がトラップからシュート。相手選手に当たってボールの勢いが落ちたところをFW宮崎鴻が押し込もうとしたが、ここはGK櫛引政敏の体を張ったセーブに遭った。

 栃木は前半25分、敵陣ハーフウェーライン付近から前線にパスが入ると、MF南野遥海を起点にMF神戸康輔が右サイドに展開。森がクロスを狙ったが、手前でカットされた。

 押し込まれる時間帯が続いた群馬だが、前半アディショナルタイム2分に先制。FW高澤優也が自ら獲得したPKをゴール右下に流し込み、リードを手にして前半を折り返した。

 1点ビハインドで後半を迎えた栃木。それでも同2分、MF石田凌太郎が倒されて得たPKを大島がゴール右に突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 次のゴールを目指す両チーム。すると群馬は後半11分、MF川上エドオジョン智慧が栃木の石田に倒されると、判定を巡って小競り合い。石田が川上を突き飛ばすと、それに対して川上が激昂し、石田を押し倒してしまう。これにより石田に警告、川上に退場の処分が下された。

 1人多い栃木は試合終盤にかけて攻撃の手を強めるも、ゴールネットを揺らすには至らない。裏天王山は1-1で勝ち点1を分け合った。