【なでしこ】熊谷紗希主将「充実した遠征」池田太監督「テーマをもって2戦戦えたのは収穫」

AI要約

サッカー女子日本代表なでしこジャパンがスペイン遠征から帰国し、ニュージーランド代表との強化試合で2連勝した。

主将の熊谷紗希はチームのシミュレーションがうまくいき、充実した遠征だったと述べた。

池田太監督も新たな戦術を試し、満足げな様子を見せた。

 サッカー女子日本代表なでしこジャパンが5日、スペイン遠征から帰国した。現地で行われたニュージーランド代表との強化試合に2連勝でパリオリンピック(五輪)メンバー発表前最後の海外遠征を終えた。

 主将のDF熊谷紗希(33=ローマ)は「チームとしてのいいシミュレーションができたなというところはすごく感じているので、充実した遠征になったかなと思います」と手応えを示した。

 今回の2連戦では、試合の中で相手の出方を見てDFラインの枚数を3と4で使い分けることにチャレンジした。第2戦の前半は守備で機能しない部分もあったが、「前半の最後の方から少しずつちょっと自分たちで声かけながら少しやり方を変えて、後半ああいった形で得点も取れて勝てたというところはすごく大きな成果」とうなずいた。

 パリオリンピック(五輪)前、最後の海外遠征を終えた。チームを率いる池田太監督(53)も「オプションというか、やれることを増やしていこうという部分では、守備の仕方、新しいというか少しテーマをもって2戦戦えたのは収穫でした」と満足げだった。【佐藤成】