警察官かたるニセ電話詐欺、土浦の男性1500万円被害 茨城県警

AI要約

茨城県土浦市で無職の男性が警察官を名乗る詐欺集団に1500万円をだまし取られた事件が発生。

男性は携帯電話や固定電話を通じて口座からの現金引き出しを要求され、12日に現金を置いた場所で被害に遭った。

警察官かたるニセ電話詐欺、土浦の男性1500万円被害 茨城県警

茨城県警は13日、同県土浦市、無職、男性(84)が警察官を名乗る男らに現金1500万円をだまし取られたと発表した。県警はニセ電話詐欺事件として調べている。

県警組織犯罪対策1課によると、8月5日、男性方に通信会社社員を名乗る男から「あなたの携帯電話番号を暴力団員が使っている」などと電話があり、電話を代わった警視庁中央警察署の警察官を名乗る男からは「電話番号が覚醒剤の密売や資金洗浄に使われている」と言われた。

その後、東京地検検察官を名乗る男も男性方の固定電話に連絡し「誰にも話してはいけない」と口止め。今月2日には「口座が共犯者に狙われている」として、男性名義の三つの口座から毎日50万円ずつ引き出すよう要求した。

男性は10日間で計1500万円を引き出し、12日に指示に従って現金を門扉の下に置き、だまし取られた。