【大分】戦没者追悼式 初めて小中高生の参列
別府市で戦没者を追悼する式典が行われ、644人の遺族が参列しました。
フィリピンで父親を失った遺族が悲しみを語り、戦没者の遺族の高齢化や減少が課題となっていることが明らかになりました。
大分県は2024年には若い世代も参加させる取り組みを始める予定です。
戦争で亡くなった人たちを追悼する式典が別府市でありました。
式には、遺族など644人が参列し、県内4万4000人あまりの戦没者に黙祷を捧げました。
遺族を代表して、生まれたばかりの頃に当時30歳だった父親をフィリピンの戦地で亡くした由布市の渡辺啓一郎さんが家族を失った悲しさを語りました。
戦没者の遺族は高齢化で年々減少していて、大分県は、2024年初めて小中高校生にも参列してもらうなど若い世代へ語り継ぎたいとしています。