【気象予報士が解説】三条市は37.5℃で日本一の暑さに－週末は局地的に激しい雨となるところも【新潟】
30日は、南風によるフェーン現象で暑くなり、三条市で37.5℃を観測し、日本一の暑さとなった。
台風10号は愛媛県付近にあり、勢力を落として熱帯低気圧に変わる見込みで、県内への影響は低いが大雨の可能性がある。
31日には台風周辺の暖かく湿った空気の影響で大気が不安定となり、局地的に激しい雨が降る見込み。9月1日も大雨の可能性が高い。
30日は、台風による南風でフェーン現象が起きて暑くなりました。最高気温は三条市で37.5℃を観測し、日本一の暑さとなりました。その他も所々で、35℃以上の猛暑日となりました。
では、この暑さをもたらした台風10号の最新の予想を見ていきます。現在、愛媛県付近にある台風10号は、今後勢力を落としながら東に進み、9月1日(日)までに熱帯低気圧に変わる見込みです。台風として県内に接近する可能性は低く、暴風が吹くようなことはないでしょう。
ただ、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、県内は31日から大雨となる所がありそうです。午前9時の予想天気図では、台風の中心はまだ四国付近の予想ですが、台風周辺の暖かく湿った空気が流れこむ影響で大気の状態が不安定となり、午後は局地的に激しい雨が降るでしょう。
では、31日の雨の降り方を見ると、朝6時は下越や佐渡を中心に広く雨となりそうです。コンピューターの予想では、次第に雨の範囲が狭くなっていますが、午後は発達した雨雲がかかり所々で激しく降るでしょう。
そして、9月1日(日)も大雨の可能性があります。日曜日には台風は熱帯低気圧に変わる見込みですが、大気の不安定な状態は続くでしょう。雨の降りやすい天気が続いて、局地的に激しく降りそうです。予想より雨雲が発達した場合には、警報級の大雨となる可能性がありますので、土砂災害や低い土地の浸水、道路の冠水などに注意・警戒をしてください。
