門川町でも一直線上に4軒が突風被害か 外壁・ガラスの破損、瓦が飛び、桜の木が根元から折れる

AI要約

宮崎県門川町で29日午前3時ごろ突風が発生し、8件の被害や1人のけがが確認された。

被害は倉庫や住宅の屋根瓦、旧・門川町役場庁舎など広範囲に及び、突風の強さを感じさせる光景が目立つ。

突風による急な被害に注意し、今後の雨風にも警戒する必要がある。

門川町でも一直線上に4軒が突風被害か 外壁・ガラスの破損、瓦が飛び、桜の木が根元から折れる

竜巻と見られる突風は、県北の門川町でも確認されています。現場から秦記者です。

宮崎県門川町本町です。こちらでも29日午前3時ごろ、突風と見られる現象が起きました。私たちが確認できているだけでも8件の被害があり、1人がけがをしています。

後ろに見えているピンク色の部分、おそらく倉庫と見られるんですが、トタンでできた外壁が剥がれ落ち、骨組みと中の部分がむき出しの状態となっています。

そして隣にある住宅の屋根瓦は、半分ほどが巻き上げられていて、その瓦の破片が私の足元に、広範囲に、バラバラになって散乱している状況です。

またこの他にも、旧・門川町役場庁舎では、ガラスが割れて、中のブラインドが外に出る被害も確認できています。

また、ここから歩いて10分ほど離れたところに、高台の神社があるんですが、そこの桜の木が根元から折れてしまっていました。あの大きな木が根元からなぎ倒されるという事を考えると、突風のすさまじさを感じました。

被害は広範囲に渡っていまして、こちらの住宅の屋根瓦、ここも一部が吹き飛ばされてしまっています。被害に遭った近くの住民の方に話を伺いますと、今まで聞いた事のないような、巻き上げる、ゴーッという音が突然起きたという事で、寝ていたのに目が覚めたと話していました。

そしてこちらの角を曲がったところにも店舗があるんですが、木の骨組みになっている部分、ここは、本来ならトタンの屋根がかかっていた部分という事なんです。所有者の方は、どこに飛ばされてしまったのかわからないため、被害が他の方に及んでいないか、心配していると話していました。

このように突風は、いつ、どこで起きるかわかりません。このあとも雨、風ともに強まる恐れもあります。油断せずに、安全を第一に行動するようにしてください。