大浜公園プール 駐車料金1000円を想定 路線バス利用促す 静岡市
静岡市が大浜公園のリニューアルオープン計画を進めている。プール運営中の駐車場利用料は1台千円で有料化され、周辺の臨時駐車場から無料のシャトルバスを利用できる。また、周辺道路の渋滞や違法駐車対策にも取り組む予定である。
市は多い日で数千人の来場を見込んでおり、運営事業者との協議により事業費の増額も検討されている。施設の営業時間は午前8時～午後7時でナイトプールは行われない予定。
大浜公園の再整備は民間資金活用による社会資本整備方式で進められ、総事業費は35億7千万円になる。指定管理者は小雀建設の大浜シーリゾートである。
静岡市は29日、来年7月にリニューアルオープン予定の大浜公園（駿河区）について、プール運営期間中のみ駐車場を有料とし、1台千円を徴収する想定を現地視察に訪れた市議会第2会派創生静岡に明らかにした。プール運営中は駐車場の不足が見込まれるため、来園者に路線バスなどの利用を促す考えも伝えた。
常設の園内駐車場80台に加え、近くの中島浄化センター敷地内に400台程度の臨時駐車場を確保し、臨時駐車場からプールまで無料のシャトルバスを運行する。市は多い日で3500～4千人の来場を見込み、周辺の民間施設を含めても駐車場の不足が想定されるため、静岡駅発の路線バスを増便して利用を促したいとした。
議員からは周辺道路の渋滞対策や違法駐車対策の徹底を求める意見が出た。
市の担当者は、リニューアル前は無料だった利用料を高校生以上800円などとした指定管理者の料金設定について説明し、「入場料を払えばウオータースライダーに何回も乗れるし、レジャー性は以前より高まる」などと施設の魅力を伝えた。
営業時間は午前8時～午後7時で、ナイトプールを行う予定はないとした。物価高騰の影響で事業費増額の可能性があり、秋以降に事業者と協議すると説明した。
大浜公園は大浜シーリゾート（代表企業・小雀建設）を指定管理者に選び、民間資金活用による社会資本整備（PFI）方式による再整備を進めている。総事業費35億7千万円。
