九州南部に大雨 公立15高校が臨時休校、定期テスト日程変更も JR各線は29日も始発から運転見合わせ相次ぐ

AI要約

九州南部では梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大雨が各地で降っている。指宿市や錦江町では6月1カ月分の雨量を超える700ミリの雨が観測されている。

29日も激しい雨が予想されているため、土砂災害などに十分な警戒が必要とされている。鹿児島地方気象台は局地的に雷を伴った激しい雨に備えるよう呼びかけている。

大雨の影響でJR在来線の一部が運転見合わせとなり、公立高校では臨時休校や授業短縮などの対応が取られている。交通機関や教育機関に影響が広がっている状況である。

九州南部に大雨 公立15高校が臨時休校、定期テスト日程変更も JR各線は29日も始発から運転見合わせ相次ぐ

 九州南部は28日、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、各地で大雨となった。指宿市や錦江町で20日の降り始めからの雨量が700ミリを超えるなど、各地で平年の6月1カ月分の雨量を超える雨が降った。29日も明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る。

 鹿児島地方気象台によると、予想雨量は多い所で1時間に30ミリ。29日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で100ミリ。気象台は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。

 降り始めからの雨量は、28日午後6時までに、指宿773.5ミリ、錦江町田代761ミリ、鹿児島市喜入742.5ミリ、鹿屋市吉ケ別府737.5ミリ、肝付町内之浦735.5ミリ。

 大雨に伴い、JR在来線の一部が始発から運転を見合わせた。その影響などで県教育委員会高校教育課によると、公立高は15校が臨時休校し、2校が授業を短縮した。定期テスト期間中の学校は日程を変更するなど、対応に追われた。

 JRは、29日も鹿児島線の川内-鹿児島、指宿枕崎線の鹿児島中央-枕崎、吉都線の都城-吉松、日豊線の西都城-鹿児島中央、肥薩線の吉松-隼人で始発から運転を見合わせる。