藤沢の鶏そば店・風神軒が「こども食堂」 子どもたちに名物料理を無償提供

AI要約

藤沢駅北口にある鶏そばの店「風神軒」がこども食堂を開き、大きな反響を呼んだ。

店名物の「鶏そば」を小学生以下に無償で提供し、子どもたちが次々と訪れる光景が見られた。

FUZIN・JAPAN社長の榎本文武さんは、子どもたちの居場所をつくりたいという想いからこども食堂を始めた。

藤沢の鶏そば店・風神軒が「こども食堂」 子どもたちに名物料理を無償提供

 藤沢駅北口にある鶏そばの店「風神軒」(藤沢市藤沢)が6月18日、「こども食堂」を開いた。(湘南経済新聞)

 2023年8月にオープンした同店。同店名物メニューの「鶏そば」は、自家製ブランドの香味野菜と煮込んだ濃厚鶏白湯スープ、「食感にこだわった」という沖縄そばの麺を使って作る。

 当日は、「鶏そば」ハーフサイズの「鶏白湯」「みそ」のいずれかと「鶏ご飯」を小学生以下に無償で提供した。

 経営するFUZIN・JAPAN社長の榎本文武さんは「初めてのこども食堂だったが大雨だったので、『子どもたちは来てくれるだろうか』と不安だったが、子どもたちが次々と来店し、店内の席が埋まっていった。待ち遠しそうにキッチンをのぞく姿や、大きな口を開けて食べる子どもたちのうれしそうな顔が見られた」と振り返る。

 こども食堂を始めたのは、「子どもたちの居場所をつくってあげたいから」と話す榎本さん。「幼い頃、一人でいる時間が嫌いだった。毎日は無理だが、月1回なら開ける。親が帰ってくるまでの間、みんなで温かい鶏そばを食べて、おしゃべりしたり、遊んだりする場になれれば」と話す。

 今後は毎月第3火曜の16時~18時に行う。