解体作業員9メートル落下、制止器具監視せず 労働安全衛生法違反疑い、岐阜・恵那市の会社書類送検

AI要約

恵那労働基準監督署は20日、建設業の藤下組とその男性社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

送検容疑は橋りょう補修工事現場での墜落制止用器具の使用状況を監視していなかった疑い。

男性作業員が落下し骨折した事件が発端となった。

解体作業員9メートル落下、制止器具監視せず 労働安全衛生法違反疑い、岐阜・恵那市の会社書類送検

 恵那労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、建設業の藤下組(岐阜県恵那市大井町)と、同社の男性社長(52)を岐阜地検多治見支部に書類送検した。

 書類送検容疑は昨年10月6日、恵那市三郷町の橋りょう補修工事現場で、同社の作業主任者に下請け会社の作業員の墜落制止用器具の使用状況を監視させていなかった疑い。

 署によると、橋の下部に設置されていたつり足場の解体作業中の男性作業員が約9メートル下の地面に落下し、左腕や骨盤を骨折した。