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神奈川県管理道路の踏切 来年度中に点字ブロック設置へ
神奈川県は、踏切内に点字ブロックを設置する工事を来年度中に完了させる考えを示しました。
国土交通省のガイドラインに基づき、特に対応が必要とされる地域では今年度中に設置を行い、残りの地域も来年度までに設置する予定です。
県は鉄道と歩行者の事故を減らすため、順次取り組んでいく方針を示しています。
神奈川県は、県管理の道路にかかる踏切内に点字ブロックを設置する工事を、来年度中に完了させる考えを明らかにしました。
これは、19日に開かれた神奈川県議会の代表質問で、質問に対する黒岩知事の答弁のなかで示されました。
答弁などによりますと、県内には県管理の道路にかかる踏み切りのうち、歩行者が歩くスペースが設けられているものが29カ所あり、2022年度には、踏切の手前だと分かる点字ブロックの設置を完了しているということです。
一方で、ことし1月には国土交通省が「踏切内に誘導表示を設けることを標準的な整備内容に位置づける」とするガイドラインを発表しました。
これを受けて県は、バリアフリー法で特に対応が必要とされる横須賀市、伊勢原市、松田町の3カ所では今年度中に、残りの26カ所では来年度までに、踏切内に点字ブロックを設置する考えを示しました。
県の担当者は、「鉄道と歩行者の事故は年々減っているが、事故を無くすことを目標に取り組みたい」と話しています。
県内には市町が管理する道路にかかる踏み切りもあるため、県は工事の方法や鉄道会社との協議の進め方など、得た情報をまとめて市町に提供するとしています。