各地の梅雨入りはどうなる? 今度の週末に”きっかけ”が起きるか 10日は東北や北海道で雷雨など注意を 雨と風シミュレーション

AI要約

10日は、東海や関東では朝から雨が降り、日中はくもりの天気になる見込み。一方、東北や北海道は雷雨に注意が必要。

10日の雨と風の予想では、東北や北海道で雨が降る一方、南西諸島では夜に雨が強まる予報。

11日は高気圧に覆われて晴れるところが多いでしょう。来週末ごろに梅雨前線が北上し、各地での梅雨入りが見込まれる可能性がある。

10日(月)は、東海や関東では朝まで雨が降っていたところもやんで、日中はくもりの天気になるところが多いでしょう。東北や北海道では大気の状態が不安定になる見込みで、雷雨などに注意をしてください。

10日午前6時の天気図です。東海道沖に低気圧があって東へ進んでいます。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東海や関東では未明から朝にかけて雨が降りました。低気圧は若干離れ、日中は雨は止んでくもりになる見込みです。低気圧からのびる前線の影響で、南西諸島では雨が降るでしょう。

一方、東北や北海道では沿海州付近の低気圧に暖かく湿った空気が流れ込むなどし、大気の状態が不安定になる見込みです。雷雨などに注意が必要です。

10日の雨と風の予想です。昼過ぎから夜のはじめごろにかけて、東北や北海道では、内陸部を中心に雨が降るでしょう。南西諸島では夜おそくに雨が強まりそうです。

11日(火)は、高気圧に覆われ晴れるところが多いでしょう。

11日午前9時の予想天気図です。日本の南海上に前線が垂れ下がった状態ですが、本州などが梅雨入りする前のひとつのパターンともいえる天気図になっています。

今後、こういった前線を押し上げるような天気図になって各地で梅雨入りを迎えそうです。

九州南部では6月8日に、四国では6月9日に梅雨入りの発表がありました。ではそのほかの地域ではいつごろになりそうなのでしょうか。

現在は、梅雨前線を本州へ押し上げる太平洋高気圧の勢いがまだ強まっていません。14日(金)まではそれほど勢力はない状態になる見込みですが、15日(土)あたりから北へと張り出してきそうです。

週間予報ですが、15日は西日本では雨のところがあり東日本でも雲が広がりそうです。

梅雨前線の北上が今度の週末ぐらいになりそうなことを考慮すると、各地での梅雨入りは15日(土)や16日(日)を軸に見込まれる可能性があります。