絆会の「特定抗争指定暴力団」指定に向け意見聴取 組側は姿見せず/兵庫県

AI要約

兵庫県公安委員会が特定抗争指定暴力団に指定する手続きを始め、対立抗争が激化する恐れがある六代目山口組と絆会の意見聴取が行われる。

絆会側が意見聴取に欠席し、厳しい制限が課される特定抗争指定暴力団への指定が進む。

山口組と絆会の抗争状態が続き、6月11日に山口組に対する意見聴取が予定されている。

絆会の「特定抗争指定暴力団」指定に向け意見聴取 組側は姿見せず/兵庫県

指定暴力団「六代目山口組」と「絆会」の対立抗争が激化する恐れがあるとして、兵庫県公安委員会などは両組織をより厳しく取り締まる特定抗争指定暴力団に指定する手続きを始めていて、6月5日、「絆会」に対する意見聴取の場が設けられました。

6月5日午前、特定抗争指定暴力団への指定の手続きとして、「絆会」の組長や代理人が意見を述べることができる場が兵庫県警本部に設けられました。

しかし、開始時間から10分が過ぎても組側は出席せず、意見聴取は行われませんでした。

指定暴力団「六代目山口組」と「絆会」を巡っては、2022年1月に水戸市で山口組系の組幹部を射殺した罪で絆会の幹部が起訴されるなど、抗争状態にあるとみられています。

特定抗争指定暴力団に指定されると、定められた区域で5人以上の組員が集まるだけで逮捕されるなど、活動がより厳しく制限されます。

6月11日には六代目山口組への意見聴取が予定されていて、欠席した場合でも手続きは進められます。