キャンプで「もっとこうしておけば…」ベテランママが振り返る「デビュー当時」3つのこと

AI要約

子連れファミリーキャンプデビューで気をつけるべきポイントを解説。

バンガローやコテージの利用をおすすめ。テント設営が大変なため時間や心の余裕を持つことが重要。

食事は簡単なメニューで準備し、バーベキューなど手軽な料理がおすすめ。季節にも注意が必要。

キャンプで「もっとこうしておけば…」ベテランママが振り返る「デビュー当時」3つのこと

 上の子が3歳になったのを機にキャンプデビューした我が家。当初は「キャンプはこりごり」と感じた日もあるほど準備や片づけは大変だったが、今あの頃を振り返ると「もっとこうしておけば」と後悔することが多い。そこで今回は、ファミリーキャンプ歴8年の筆者が後悔した経験をもとに、子連れでのキャンプデビューで気をつけるべき3点を解説していく。

 子連れキャンプに慣れるまではバンガローやコテージの利用がおすすめだ。なぜなら、幼い子から目を離さず、テント設営を進めるのは想像以上に大変な作業だからだ。それを理解していなかった我が家は、初めてのキャンプでテント泊に挑戦。その結果、設営が終わる頃にはグッタリしてしまった。

 その点、バンガローやコテージを利用することで、時間にも心にも余裕ができる。天候に左右されず、どの季節でも快適だ。トイレ完備の部屋を選ぶことも可能。また、普段と違う環境に子どもが夜泣きしても、テント泊に比べて周囲に迷惑をかける心配も減るはずだ。

 子連れキャンプの食事は、準備や片づけが簡単なメニューにしよう。我が家は、初めてのファミリーキャンプでカレーを作った。キャンプ定番料理のイメージもあるカレーだが、実は準備や調理に手間がかかる。切る野菜が多く、特に手もとが暗くなる時間帯はスムーズに進まず苦戦した。

 ファミリーキャンプデビューでおすすめしたいのは、素材を焼くだけのバーベキュー。具材は切ったり茹でたりする下準備を事前に自宅でしておけば時間も大幅に短縮できる。手の込んだ料理は慣れてきてからでよい。豪華メニューに家族全員でチャレンジすれば、思い出づくりにもなる。

 早めにチェックインする時の昼食にはたとえば冷凍チャーハンなどがおすすめ。手軽に済ませて設営に取りかかれるので、我が家の定番だ。

 夏空のもと、バーベキューするイメージから「キャンプといえば夏」と考える人は意外に多い。しかし、夏は子連れキャンプで最も気をつけなくてはいけない季節だ。熱中症のリスクや日焼け、虫刺されに加え、キャンプ地を選ばないと寝苦しいほど暑い。また現地でどんなに気をつけても帰宅後、虫刺されや日焼けの跡に苦しんだ経験もある。

 子連れでキャンプデビューするなら、おすすめなのは春、次いで秋だが、最近の気候では秋でも熱中症や虫(特にハチやアブ)には注意が必要だ。まずはデイキャンプから慣れて、1泊デビューにはできるだけ標高の高い涼しい場所を選ぼう。

 子どもにも家族にとっても貴重な体験となるファミリーキャンプ。全員で楽しめる時期は案外早く過ぎてしまうもの。少しでもキャンプデビューがスムーズなものになればうれしい。 

青空 こはる(あおぞら こはる)

フリーライター。ファミリーキャンプ歴8年目。

自然の中で咲く、子供の満開笑顔を見てキャンプ沼に。

外で飲むコーヒーとキャンプ後の温泉も大好きな2児の母。