<鮎ガール>日本一早い鮎釣り大会に参戦してみた【秩父荒川】

AI要約

秩父荒川で開催された日本一早い鮎釣り大会「アユ釣り選手権in秩父荒川CUP」には100名以上の参加者が集結し、豪華な賞品が贈呈される注目の大会となった。

前日に行われた「ドリームマッチ」では上位3位までの入賞者がシード権を争い、厳しい状況の中で激しい競い合いが繰り広げられた。

大会当日は予選に約90名の選手が参加し、ポイント選びが重要となる中、良い番号を引き当てた選手たちが競技に臨んだ。

<鮎ガール>日本一早い鮎釣り大会に参戦してみた【秩父荒川】

日本一早い解禁を迎えた秩父荒川にて、これまた日本一早い鮎釣り大会「アユ釣り選手権in秩父荒川CUP」が開催された。今回は〝10回目〟という節目の記念大会となり、3位までに入賞すれば何と〝鮎竿〟が贈呈されるという豪華な大会となった。エントリー開始から3日で満員御礼となり、総勢100名にものぼる鮎釣り師達が会場に集結。 果たして、優勝は誰の手に!? シード権を賭けて前日に開催された「ドリームマッチ」の模様と併せて紹介していく!

記念大会とあって今年は特別に本大会前日に「ドリームマッチ」なるものが開催された。「ドリームマッチ」とはなんぞや?と思われるかもしれないが、こちらは第1回大会から第8回大会までの上位3位までの入賞者による本大会のシード権争いとなる(第9回前年度の上位3名は本大会のシード権がすでにある)。参加者は14名。その中から5名がシード権を得る事となるのだが、2時間一本勝負の行方はいかに!

前々日となる23日に再放流が行われ、今までとはまた鮎の着き場も変わり、ポイント選びが非常に難しい状況となった。見え鮎も少なく、とにかくオトリを入れてみないことには状況が把握できない。ポイントの見極めが釣果に大きく関わってくる。前日の情報では下流の深場での釣果が良かったようだが、深みに溜まるアユはそう簡単には掛からない。

選手たちは散り散りになり、思い思いのポイントに入る。当日の朝は気温も低めで厳しい状況が続いたが、さすがは上位入賞経験者たち。厳しい中でも接戦が繰り広げられた。2時間という試合時間はあっという間に終わり、シード権を得た上位5名の釣果は1位から18尾、14尾、12尾、10尾、9尾となった。

曇り空の肌寒い朝を迎えた。大会エリアは決して広くない中、予選では約90名の選手が出場する。ほぼ移動することができない状況が予想された。となると、最初に立つポイントが非常に重要となる。

まずは入川順を決めるくじ引きから。私は今まで多くの大会に参加してきたが、とにかくこのくじ引きで良い番号を引き当てたことがなかった。「半分より前だとうれし~な」と、なんとなく考えていた。そして、いよいよ私の番が来た!こういう時は無心に限る(笑)。

最初に手にしたくじを引きあげた…すると、何と何と8番と書かれている!ヒョエ~!何と良い番号!しかし、手放しには喜べぬ私であった…。正直どこに入って良いか全くもって見当がつかない状況であったのだ(汗)。

いよいよオトリ配布が始まる!ギリギリまで悩み抜いた結果、ゴールデンウィークからずっと川に立ってきた強みを生かし、安定して鮎が釣れていたポイントをチョイス。鮎が溜まる深みのある下流の岩盤のポイントへ。仕掛けを張りながら目を凝らしていると僅かではあるが鮎の煌めきを発見した。