未経験からITエンジニアへ、半数が知識ゼロからのスタート--サーバーワークス調査

AI要約

ITエンジニアになるために必要な知識を持っていなかった人が53.8%いるものの、多くの人がITエンジニアになって良かったと感じている。

調査では、ITエンジニアになった理由や前職、採用された理由についてのデータが示されており、安定性や成長性、興味などが重要な要因であることが分かった。

大学生や会社員からの転職者が多い中、知識がない状態でも成長やポテンシャルを評価されて採用されるケースも多かった。

未経験からITエンジニアへ、半数が知識ゼロからのスタート--サーバーワークス調査

 サーバーワークスは8月28日、ITエンジニアの就職に関する調査結果を発表した。調査によると、ITエンジニアの53.8%が、エンジニアになる前にITの知識を持っていなかったことが明らかになった。一方で、約7割が「ITエンジニアになってよかった」と感じているという。

 同調査は、過去10年以内にITエンジニアとして働き始めた全国の20代、30代の会社員250人を対象に実施された。調査期間は8月16~20日。

 エンジニアになった理由としては、「安定した職業だと思ったから」(28.0%)、「成長性のある職業だと思ったから」(17.1%)、「もともとインターネットに興味があったから」(14.2%)などが上位を占めた。

 ITエンジニアになる前の職業は、大学生が最も多く43.3%、次いで会社員が35.6%だった。大学生からの転身では、上位3学部は工学部などの理系の学部だが、経済学部などの文系の学部も続いている。会社員からの転職では、技術職(ITエンジニアを除く)が最も多く、事務・管理職が続く結果となった。

 IT知識がなかったのにITエンジニアとして採用された理由については、「知識がなくても、将来的な成長やポテンシャルが評価されたから」が最も多く、26.4%だった。