お笑い芸人・今くるよさん、膵がんのため死去<発表全文>

AI要約

お笑い芸人の今くるよさんが膵癌のために亡くなったことが吉本興業より発表された。

くるよは女性漫才師として活躍し、多くの賞を受賞し、関西演芸界の振興に貢献した。

最後の舞台は2022年の吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」であった。

【モデルプレス=2024/05/28】お笑い芸人の今くるよ(年齢非公表)さんが27日に亡くなったことがわかった。28日、所属事務所である吉本興業より発表された。

(modelpress編集部)

◆所属事務所発表全文

弊社所属今くるよ(いま・くるよ、本名・酒井スエ子、さかい・すえこ、年齢非公表)が5月27日(月)、膵癌のため、大阪市内の病院で逝去しました。通夜は5月30日(木)19時、葬儀告別式は5月31日(金)13時、大阪市北区天神橋4-6-42の公益社天神橋会館で執り行われる予定です。

京都市出身。1970年に今喜多代に弟子入りし、その後、高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよ(2015年5月に逝去)と「今いくよ・くるよ」を結成。細身で濃いめのメークとつけまつげがトレードマークのいくよと、ふくよかな体系に派手な衣装のくるよがお互いのルックスやファッションなどをネタに、体を張った軽妙な掛け合いで人気を集めました。1980年代の漫才ブームにのって一世を風靡し、その後も女性漫才師のパイオニアとして、劇場やテレビ番組、CM、映画など多方面で活躍しました。

後輩たちに舞台衣装の靴やスーツをプレゼントしたり、食事をごちそうしたりと、後輩思いの一面もあり、お腹をポンとたたくしぐさや、両手を顔の前で交互に前後し「どやさ」という言葉は、くるよを慕う輩たちがこぞってマネをし、くるよの代名詞的なギャグになりました。

1981年「上方お笑い大賞」金賞、1982年「花王名人大賞」最優秀新人賞、1984年「上方漫才大賞」大賞を受賞するなど、数々の賞を受賞。また、関西演芸界の発展と振興に貢献したとして、2023年に今いくよ・くるよで「第26回上方演芸の殿堂入り」を受賞しました。

近年は、いくよが亡くなった後、ユニットを組んだこともある中川家ら輩の活躍を楽しみに過ごし、2022年4月、なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演したのが最後の舞台になりました。

皆様には、故人生前に賜りましたご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

なお、自宅住所、喪主は非公表とさせていただきます。通夜・葬儀告別式への一般の方のご参列およびメディアの方の取材は固く辞退させていただきます。

お別れ会の予定は現在のところありません。

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