楠田枝里子 遊ぶヒマがあれば「本を読んでいるか書いているかどちらかです」

AI要約

楠田枝里子は元日本テレビアナウンサーで、フリーとして活躍している才媛美女である。

楠田はアナウンサーという職業に固執せず、絵本作家を目指していた過去がある。

現在も楠田はタレント業と並行して活動し、チョコレートの健康効果などについて研究している。

楠田枝里子 遊ぶヒマがあれば「本を読んでいるか書いているかどちらかです」

【今週の秘蔵フォト】元日本テレビのアナウンサーで1981年にフリーとなって司会者、エッセイスト、絵本作家、タレントと“才媛美女”として才能をいかんなく発揮し「なるほど!ザ・ワールド」「世界まる見え!テレビ特捜部」などの超人気番組でお茶の間のアイドルとなったのが楠田枝里子である。

 78年4月16日付本紙にはまだ日テレ在籍中の楠田のインタビューが掲載されている。当時アナウンサー歴4年。「1200人の中から2人選ばれました。でもアナウンサーという職業には固執していなかったんです。小学校のころから絵本作家になりたくて。絵と文もという、歌の世界でいえばシンガー・ソングライターですね」とサラリ言ってのけた。

 しかし、やはりアナウンサーは“天職”だったのか「高校から大学にかけてプラス“語り”の世界は何て素晴らしいって思うようになったんですね。“語り”に一番近いアナウンサーになれたらいいんじゃないかって」と東京理科大学卒の才媛らしくさわやかな笑顔を見せた。

 当時は日本テレビ系「おしゃれ」のアシスタントを務めて3年目に入っていた。「会話、生き方のおしゃれ。これを広げたいですね。でもおしゃれっていつまで追求しても終わることのないテーマです」とも語った。仕事は多忙を極め、土曜朝のニュース、天気予報、街頭インタビューなどアナウンサーとしてやらなければならない仕事は山ほどあった。

 それでもものを書くという才能も発揮し続けて雑誌「PHP」などに執筆。執筆以外にも翻訳までこなし、特にドイツの絵本に思い入れがあるという。当時からマルチな才能にあふれていたのだ。遊ぶヒマがあれば「本を読んでいるか、書いているかのどちらか。テレビはあまり見ません」と語った。

 その後もタレント業と並行して多くの著書を発表。現在も意欲的に仕事をこなしつつ、チョコレートの健康効果についての科学的研究や、カカオの歴史・文化などを探求している。奥の深い美女である。 (敬称略)