中尾彬さん、「ねじねじ」はインドネシアにルーツ 終活で半分の200本を処分

AI要約

俳優の中尾彬さんが心不全のため死去。81歳。妻の女優・池波志乃ら近親者で葬儀を営んだ。

中尾さんはネクタイ嫌いで知られ、夏でもマフラーやストールを巻くファッションが特徴的だった。

「ねじねじ」スタイルはインドネシアでのハプニングがきっかけで確立。妻の池波が命名し、終活時に所有していたストールを半分処分した。

中尾彬さん、「ねじねじ」はインドネシアにルーツ 終活で半分の200本を処分

 映画、ドラマのほかバラエティー番組でも活躍した俳優の中尾彬(なかお・あきら=本名同じ)さんが16日に心不全のため死去していたことが分かった。81歳だった。所属事務所が22日、発表した。葬儀・告別式は妻の女優・池波志乃ら近親者で営んだ。

 中尾さんはネクタイ嫌いで知られ、夏でもマフラーやストールを欠かさず、ねじって首元に巻くスタイルのファッションが「彬巻き」「ねじねじ」と呼ばれて親しまれた。21年に出演したラジオ番組では「ねじねじ」について「約20年間から」着け始めたことを明かしていた。

 当時、ドラマのロケのため訪れたインドネシアで、現地のろうけつ染め布地の特産品「バティック」を気に入って大量購入。帰国の際、飛行機が飛ばないハプニングが起き、首の回りが寒くなってきたことからバティックをねじった状態で巻いたという。隣に座っていた神田正輝から「格好いいですね」と褒められこともきっかけとなってスタイルが確立した。

 「ねじねじ」という言葉は、妻の池波が命名した。2018年に池波との共著「終活夫婦」では「終活」のため所有していたストールの約半分、200本を処分したことも明かしていた。