【SNSを席巻中】「ミッシング」号泣する人が続出 「癒されて泣いた」「優しい世界になればという祈りのような」

AI要約

石原さとみが主演し、吉田恵輔監督の映画「ミッシング」が好スタートを切り、感動を呼び起こしている。

物語は失踪した幼い娘を探す母親とその家族の苦悩を描き、観客の心を揺さぶる要素が評価されている。

実力派キャスト陣の演技や作品から感じる優しさに触れ、多くの観客が涙し、感動を共有している。

【SNSを席巻中】「ミッシング」号泣する人が続出 「癒されて泣いた」「優しい世界になればという祈りのような」

 石原さとみが主演を務め、「ヒメアノ~ル」「空白」などで知られる吉田恵輔(※「吉」は“つちよし”が正式表記)が監督を務めた「ミッシング」が5月17日に公開を迎え、初週末の3日間で約7.5万人が劇場に足を運ぶ好スタートを切った。SNSでも話題を集めており、鑑賞者が発信する感想の“熱量”が特筆すべきポイントとなっている。

 ある日突然いなくなった幼い娘。その帰りを3カ月間、懸命に待ち望みながら、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親とその家族。事件により世間の注目を浴びた事により、謂れのない誹謗中傷や好奇の目に晒されながらも「いつか必ず会える」と信じ続け、出口のない迷路を彷徨い続ける。

 主演の石原が、母親・沙織里役を演じ、中村倫也、青木崇高を筆頭に、森優作、小野花梨、細川岳、有田麗未、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純ら豪華実力派キャスト陣が集結している。

 事前に紹介されていたストーリーが「失踪した幼い娘を探し続ける中で世間からの声に心を無くしている母親を描く」ということから、公開前は「話が重そう」「予告編だけでも心が苦しくなる」など、鑑賞に“覚悟”がいるかもしれないという声もちらほら。ところが、公開後に寄せられたのは「優しさに触れて涙が止まらない」「自分も優しい人でありたいと思った」という感想だった。

【寄せられた感想の一部】

●ミッシング、愛を失った私達の世界が、絆を取り戻せるその一縷の希望に癒されて泣いた

●一人一人が一部の情報で判断せず、少しずつでも誰かの事情を慮り優しい言葉をかけれる世の中に…まずは自分がそうありたいなと思えた

●弱者が更に弱い者を傷付ける棘だらけのこの世界でふとした人の優しさに触れる事が身に染みる。人の優しさと自分の心の強さだけは信じていたい

●自然に涙が溢れてきたのは久々でした

●生きることを諦めていない事に勇気をもらった

●後半、救いがあり温かい涙が溢れた。吉田監督の優しい光!

●何があっても生きていかなくちゃいけない現実は厳しいけど、自分も周りの人もみんな頑張って生きている。優しい世界になればという祈りのような。

●個々が優しくなれば集団も優しくなり、いつか平和な世界になると思う。先ずは自分が優しくありたい

 また、沙織里(石原)を取り巻く人物を演じたキャスト陣の演技についても多くの意見があがっている。組織と自分の信念の板挟みにある記者・砂田(中村倫也)の葛藤する姿には、報道の仕事に関わらずありそうな「自分にも思い当たる」と共感し、沙織里を支える夫・豊(青木崇高)が堪えきれずに涙を流すシーンには「青木さんに泣かされた」と号泣。さらに、沙織里の弟・圭吾(森優作)については「弟を演じた森優作のリアル極まる熱演が見事」「演技に心えぐられた」といった感想が見受けられた。

 なお、5月23日には“心揺れる”ティーチイン付き上映会の実施も決定。当日は、その演技が話題となっている森優作と、吉田監督が、公開後の今だから話せる撮影エピソードなども盛り込んだトークを行う。詳細は、以下の通り。

【映画「ミッシング」心揺れるティーチイン付き上映会】概要

日時:5月23日(木)17:00上映回(上映後、登壇)

場所:ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン3

登壇者:森優作(土居圭吾役)、吉田恵輔(監督)

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